マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)は、このほど「体の洗い方に関する調査(2024年)」の結果を発表しました。同調査によると、約1割の人が、入浴・シャワーの際に石鹸やボディソープを「基本的に使わない」と回答しました。
調査は、全国の20~69歳の男女1100人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の75.7%が「入浴・シャワー時の石鹸・ボディソープを使って毎回全身を洗っている」と回答。その一方で、「石鹸やボディソープは基本的に使わない(シャワーやお湯で流して終わる)」と答えた人は9.9%となりました。
「石鹸やボディソープは基本的に使わない」と答えた割合を年代別にみると、特に「30代男性」で20.0%と高くなったほか、「20代女性」が13.6%、「20代・40代男性」と「30代女性」が12.7%で続いています。
続けて、「使っている石鹸・ボディソープ」を尋ねたところ、「ボディソープ(液体タイプ)」(53.0%)、「固形石鹸」(30.5%)、「ボディソープ(泡タイプ)」(27.5%)がTOP3となり、ボディソープは液体タイプが主流であることが分かりました。
これを年代別にみると、「固形石鹸」は50代と60代で使っている割合が4割前後と高くなっています。
また、「体を洗う時に使っているもの」については、「ボディタオル」(57.1%)が最多となった一方で、「自分の手」(35.3%)が次点に挙がり、何も使わずに洗っている人が一定数いることが判明。
年代別にみると、「ボディタオル」は年代があがるほど増える傾向がみられ、反対に「自分の手」は年代が下がるほど割合が増える傾向が見て取れました。
次に、「洗いにくいと思う体の部位」を尋ねたところ、「背中」(57.9%)、「足の裏」(12.3%)、「足の指」(12.0%)、「デリケートゾーン」(10.1%)といった回答が上位に挙がりました。
また、「体を洗うことで気になること」については、「夏場は冬場よりも念入りに洗おうと思う」(33.2%)、「においが気になる箇所は、念入りに洗うようにしている」(29.1%)などが上位を占め、夏場のにおいを気にしている様子がうかがえたほか、女性回答では「体を洗った後は保湿をするようにしている」(15.3%)といった回答がやや高くなっていました。