とつぜん犬に近づき、口元に手を… オヤツ?毒薬?何をあげたか聞いても無視「下手すると命に関わる」「オヤツあげたかったんだろうけど」

はやかわ かな はやかわ かな

「ノーリード散歩」「小さな子どもだけで犬に近づき触る」「無断で犬同士を近づける」

ーー向日葵ちゃんは食物アレルギーがあるのですか?

「はい。過去に大きな病気もしているため、基本的におやつはお断りしています…」

ーーでしたらなおさら、何を与えたか答えてくれないのは怖かったですよね…。無断で食べ物を与えること以外にも、犬の飼い主としてやめてほしいことはありますか?

「ノーリードでの散歩は絶対にやめてほしいです。向日葵もノーリードの小型犬2匹に襲われたことがあるのですが、犬同士の喧嘩や咬傷事故、交通事故の誘発など、多くのリスクがあります。そもそも、私たちのように犬が大好きな方もいれば、当然ですが、犬が苦手な方もいます。リードは愛犬の安全だけでなく、周りの人を守るためでもあります。ノーリードで遊ばせたい場合は、ドッグランなどの専用スペースを利用することが犬飼いとしてのマナーですから…」

ーー他にも散歩中に困ったことは…?

「小さなお子さんだけで犬に触ろうと近寄ってくることです…。幼い子は加減を知らないことも多く、予期せぬ動きをすることもあり、犬が驚いて攻撃態勢になる可能性もあります。幸い、向日葵は穏やかで人が大好きですが、万が一のことを想定して、保護者がいない時は、『ごめんね、触らないでね』と断っています。でも、どうしても触りたい気持ちが勝ってしまうお子さんも多く、無理に触ろうとしたり、後をずっと追いかけて来る子もいます。よその犬に近づく際は保護者の方が必ず付き添い、今回のおやつの件と同じく、必ず飼い主に許可を取ってほしいです。

飼い主から許可が出た際も、わんちゃんがびっくりするから大きな声を出したらダメだよとか、優しく触ろうねなど、保護者の方が安全な触り方を教えてあげてください。また飼い主さんたちも、犬が『これ以上は嫌だよ』という、触るのをやめて欲しい時に出すサインを見逃さないようにして、サインを受け取ったらすぐに触るのをやめてもらい、その場を離れることが大切です」

飼い主の許可を取るのは、犬と「あなた」を守るため

ーー今回の件を通して、改めて多くの方に知ってもらいたいことはありますか?

「SNSにも投稿しましたが、犬も人間と同じでアレルギーを持っていたり、持病などで食事制限をしている場合があるため、それが犬用のおやつだとしても、体調を崩したり、最悪、犬の命を奪う危険性があります。ましてやそれが人間用の食べ物であればなおさらです。

犬にも感情があり、鋭い牙を持ち合わせていることも忘れないでほしいです。犬が本気を出せば、小型犬だとしても容易に人間を傷つけることができます。普段は穏やかな犬でも、躾をきちんとしている犬でも、特別な状況下や突発的なことが起きた時、また興奮状態になった場合は、予想外の行動をとったり、飼い主の指示も届かなくなることがあります。飼い主側が愛犬を過信せず気を付けるのはもちろんですが、どんなに躾をされた穏やかな犬でも、状況によっては100%大丈夫…とは言えないことを、皆さんに理解しておいていただきたいです」

◇ ◇

また、「相手の飼い主に無断で自分の愛犬を近づけ、犬同士を挨拶させようとする行為も非常に危険なんです」と、向日葵ちゃんの飼い主さんは言う。

「『近づけても大丈夫ですか?』と一言かけていただければまだ良いのですが…。犬同士の相性もありますので、相手の飼い主に必ず確認してほしいです」(きまぐれひまわりさん)

なお、もし「おやつ」や「触れ合い」の申し出を飼い主さんに「断られた」としても、どうかくれぐれも気を悪くしないでほしい。それは犬と「あなた」の安全を守るためなのだから。

◼︎向日葵ちゃんの飼い主さんが制作する可愛い「柴犬」の粘土作品はこちら

◼︎向日葵ちゃんの飼い主さんが制作する見ているだけで和む「柴犬」の粘土細工

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース