【夏の寝間着】3人に1人以上が「10年以上着古したTシャツ」で寝ていることが判明

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

そろそろ蒸し暑さで寝苦しく感じる季節。みなさんはどのような寝間着で寝ていますか。株式会社ユニクロ(山口県山口市)が実施した「夏の寝間着と睡眠」に関する調査によると、快眠のための関心が高いジャンルは「布団・マットレス」が1位となりました。また、3人に1人以上が「10年以上着古したTシャツ」で寝ていることが分かったそうです。

調査は、全国の20~69歳の男女1000人を対象として、2024年4月にインターネットで実施されました。

夏の暑い季節が長くなる中、「睡眠の悩みが増えてきている」と答えた人は56.1%。季節別の睡眠満足度を比較すると、「秋」(77.7%)や「春」(73.1%)に比べて「夏」(40.7%)が最も低い数字になっています。

そこで、「快眠のための関心が高いジャンル」を尋ねたところ、「布団・マットレス」(68.0%)や「枕」(66.3%)などの関心は高かった一方で、「パジャマ」と答えた人は35.4%に留まりました。

また、「寝間着によって睡眠の質が変わる可能性がある」ことを知らない人は73.7%に上り、パジャマと睡眠の質とが結びついていない人が多いことが分かる結果となりました。

最後に、「普段、夏の寝間着として着ているもの」を教えてもらったところ、「パジャマ」と回答した人が36.6%であったのに対して、「Tシャツ」と回答した人は70.2%に上ることが分かりました。

また、夏の寝間着として「Tシャツを最も着ている」と答えた569人のうち、3人に1人以上が「10年以上同じTシャツを着て寝ている」(35.1%)ことが分かったそうです。

このような調査結果を踏まえて東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身先生は、「日本の夏は蒸し暑く汗が蒸発しにくいため、脳温度が低下しにくい環境です。その結果、脳が休まらず睡眠の質が悪くなり、起床時の睡眠休息感が乏しくなってしまいます」と説明。

そのうえで、「脳温度を下げて睡眠の質を上げるためには、除湿や冷房で快適な寝室環境を整えた上で、体温調節しやすい機能性の高い衣類を着用することが重要です」と述べています。

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