SNSに投稿された1枚の写真が注目を集めています。扉付きの古びた置き物が2つ。投稿者さんは「我が家に伝わる絶対に拝んではいけないし、中身を見てもいけないナニカ」と説明します。
家族が触れる様子は「見たことはありません」
投稿したのは、中部地方に暮らしながら写真活動を続ける茗荷屋タカシさん。話を聞きました。
──写真に写る2つは。
「50年程前に亡き祖父がもらってきたものです。(現在は)祖父母宅の別宅の寝室に置いてあります」
──ご家族の間では何と呼んでいる?
「呼称はありません。あえて言えば『神棚みたいなヤツ』。今まで特に語られることはなく、他界した祖母も何も語りませんでした」
──普段、触れることは。
「家族が触っているところは見たことはありませんし、母や兄も近づくこともしませんでした。子供の時から母に『拝むのはダメ、中身を見るのもダメ』と言われていました。家族のルールなのか、それともそういう信仰の仕方なのか分かりません。ふざけて中身を見ていいかと聞くと『祟られるかもしれないからダメ』と言われたこともありました。母も同じように祖母に言われていたようです」
今後どうする?
──将来的に、この2つは。
「別宅は老朽化により取り壊しが決まっているので、その際におはらいをした上で処理する予定です」
──投稿が拡散しました。
「投稿が拡散したことでいろんな意見が寄せられました。おしら様では?聖天様では?など。ですが、あれだけ多くの意見が寄せられても確実にこれだというのは分かりませんでした。中身を確認しない限り分かることはないと思います」
「中にはアニメの影響か、呪物ではないのかという意見も多かったですね。この手のものを見ると若い人はアニメの影響ですぐに呪物かもと思うかもしれませんが、人を呪うためのものよりも家族の健康や幸せを願うためのものの方がずっと多いと思います。もし同じようなものが家にある方たちには『ルール』を守りながら大切にして欲しいと思います」
茗荷屋さんはX(Myoga0615)のほか、インスタグラム(sakura.615.0)でも情報を発信しています。今回の投稿に対し、SNSユーザーからは「怖いけど気になります」「台所にまつるほこら?」「神社系ですかね」「神棚っぽいですね」「少し隙間が」「開きそうで怖いです」「興味そそるなあ」「何が入っているんだろう」「実家にも拝んではいけない神棚があります」「うちにも開けてはいけない包みがある」などの声が寄せられています。