「運動会」といえば、かつては秋に行われていましが、最近では春に開催する学校も増えてきています。ニフティ株式会社(東京都新宿区)が、同社運営の子ども向けサイト『ニフティキッズ』にて、「スポーツ」に関する調査を実施したところ、4人に1人が「運動会や体育祭が嫌い」と回答しました。運動会が嫌いな理由にはどのようなことがあるのでしょうか。
調査は、同サイトを訪問した小中学生1480人を対象として、2024年3月~4月の期間にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の約半数が「運動会や体育祭が好き」(53%)と答えた一方で、25%の人が「嫌い」と回答しました。
「運動会や体育祭が嫌い」と答えた人からは、「あんまりうまくできないし、長距離走で体力をたくさん使うから」「いつも徒競走で負けてしまうのが恥ずかしい」「スポーツが嫌い。団体競技でミスしたり、リレーで抜かされると、冷ややかな目で見られるから」「クラスで協力しようっていう雰囲気が好きじゃない」「疲れる。なんか"絶対に勝てよ"雰囲気がすごい重い」などさまざまな声が寄せられました。
運動が苦手や走るのが速くないといった理由で、運動会や体育祭が嫌いな人が多いようです。また、苦手なゆえにミスをした時のクラスの反応が怖いといった意見もありました。
「クラスで一致団結する空気が苦手」「単純に疲れるから嫌」など、運動会や体育祭そのものが嫌だと感じている人もいます。その他にも、「練習が嫌」「暑いから」などさまざまな理由があるようです。
一方、運動会や体育祭で「好きな種目」を複数回答で答えてもらったところ、「リレー」(39%)、「ダンス」(38%)、「玉入れ」(28%)、「綱引き」(27%)などが上位にランクインしました。
そのほか、「学校オリジナルのおもしろい種目」については、「先生たちがリレーをする!辞めた先生も来てくれて生徒はめちゃ盛り上がってます」「TEPPENリレー(5、6年生の代表VS先生VS親)」「おじいちゃんおばあちゃん肩たたき大会」「UFOという種目。台風の目をやりながらピンクレディーのUFOを流して「UFO」のタイミングでみんな運んでいるものを下ろしポーズを決める。まじ会場盛り上がるからやってみて」など、「特にない」との回答も多い中、さまざまなオリジナル競技が挙げられ、各学校で工夫して楽しむ様子がうかがえました。