今日28日(日)、群馬県下仁田町(西野牧)では気温が30℃以上と、関東で今年初の真夏日(最高気温が30℃以上)になりました。GW中、暑さのピークは今日28日(日)ですが、連休後半も夏日続出となりそうです。車の移動が多い時期でもあります。車内の熱中症にも注意が必要です。
関東で今年初の真夏日
今日28日(日)は、本州付近に暖かい空気が流れ込んでいる中、関東地方はたっぷりの日差しが降り注ぎ、気温が上がっています。
群馬県下仁田町(西野牧)、12時20分に30.0℃を観測し、関東で今年初の真夏日(最高気温30℃以上)になりました。
その他、関東の内陸を中心に30℃近くまで上がっている所が多くなっています。
なお、昨年、関東で初の真夏日になったのは4月21日で、前橋市で最高気温30.4℃を観測するなど、計9地点で真夏日となりました。
この先の暑さは?
この先、明日29日(月:昭和の日)も、今日ほどではありませんが、暑さが続くでしょう。東京都心27℃など、夏日が続出予想。熊谷など内陸では真夏日に迫る所もありそうです。
30日(火)~5月1日(水)は雨で、季節先取りの暑さは一旦収まるでしょう。ただ、連休後半は再び晴れて、夏日続出となりそうです。
まだ、体が暑さに慣れていない時期です。こまめに休憩や水分をとり、無理のないようご注意下さい。
春でも注意 車内の熱中症
外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に車を駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。
2019年5月8日に屋外駐車場で実施した実験では、外気温が23.3℃〜24.4℃であったにもかかわらず、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測しました。真夏に比べると車内温度は少し低くなっていますが、車内は高温になっていました。(日本自動車連盟:JAFユーザーテストより)
春でも油断は禁物です。短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。
車内が暑い場合、最も効率的に涼しくする方法は、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことです。上の画像を参考になさってください。
*実験や温度変化の詳細は日本自動車連盟の5月ならまだ大丈夫?車内での熱中症の危険(JAFユーザーテスト)をご覧ください。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。