離婚すべきか決断できない場合はどうすれば良い?
配偶者に対する自分の気持ちや、夫婦関係の現状をさまざまな面からチェックしても、離婚すべきかどうか迷うことがあります。そのようなときの対処法を3つ紹介します。
▽家族や知人に相談する
離婚するかどうか迷うときは、家族や知人、友人に相談してみると良いアドバイスを受けられるかもしれません。自分なりの気持ちや現状をチェックした結果を伝え、最終的にどうすればよいのか意見を聞くと、相手も「そこまで真剣に悩んでいるんだ」と感じ、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。
ただ、1人だけの意見では考えが偏ってしまうこともあります。複数の人に相談するとさまざまな観点から意見を聞けるでしょう。ただし、相手側に離婚を考えていることが伝わらないよう注意してください。
▽弁護士やカウンセラーに相談する
チェックポイントから現状を整理しているのなら、夫婦関係に詳しいカウンセラーや弁護士に相談するのも一つの方法です。現在の自分の考えや、夫婦関係が具体的に整理されているのなら、漠然とした相談に比べて、カウンセラーや弁護士も具体的なアドバイスをしやすくなります。
▽一時的に相手と距離を置く
離婚するかどうか迷ったときは、一時的に相手と距離を置くのも一つの方法です。一般的には別居ですが、実家に帰ったり、友人と旅行に出かけたりするのもいいでしょう。夫婦の関係や事情に合わせて別居期間も考えましょう。互いに冷却期間を置くことで関係修復のきっかけができることもあります。
また、相手が別居をあっさり受け入れたときは、相手も離婚を考えている可能性があります。こうしたときは別居を機に離婚話が一気に進むこともあるでしょう。そのときは、別居が離婚のきっかけとなったと相手が主張する可能性もありますから、離婚協議で不利な立場に置かれないよう早めに弁護士に相談してください。
離婚すべきか迷ったら現状をチェックして専門家に相談を
離婚すべきかどうか迷うようなら、自分の気持ちや夫婦の現状を振り返り、しっかり整理することが大切です。漠然と「離婚すべきかどうか」と考えているだけでは、なかなか結論は出ませんし、誰かに相談するときも具体的な話になりにくいものです。
現状を整理しても、子供の教育や養育費、今後の生活など現実的な問題で決心できないときは弁護士に相談してみましょう。法律や実際のケースに基づいた適切なアドバイスが受けられるはずです。
「離婚したい」という気持ちがあっても、現状を「どう整理したらいいのか?」と悩んでいる人もいることでしょう。また、不満や不安に対して、相手と深く話し合ったことがない人や、まだできることがあるのに何もせずに先走ってしまう人もいます。
以上を含め、カウンセラーは現状と気持ちの整理のお手伝いをすることを得意としています。離婚するにせよ、しないにせよ、今後の人生を豊かにしたい人は、一度専門家を頼ってみてください。
◆高草木 陽光(たかくさき・はるみ)夫婦カウンセラー/課題解決型マッチングメディア「リコ活」専門家
これまで9,000人以上のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題で悩む人を解決に導くお手伝いをする夫婦カウンセラー。美容師、育毛カウンセラーを経て、結婚して専業主婦となるが、夫の束縛や価値観の押し付けに違和感を覚え「結婚生活とは何か」ということを深く考え始める。書籍に「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」(左右社)、「心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK」(左右社)、メディア実績にNHK総合「あさイチ」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニュングショー」、「ABEMA Prime」などがある。
◇ ◇
「リコ活」は、夫婦問題の課題解決型メディアです。夫婦関係のトラブルや離婚で悩む人に、専門家とのマッチングの場を提供するとともに、家族のカタチが多様化する時代にあわせた最新情報を発信しています。
▽離婚、夫婦問題の課題解決型メディア「リコ活」
https://ricokatsu.com/