ギネス世界記録認定の音楽ユニットangelaが古里の応援歌「OK! 岡山」MV制作中 はなわさんと共作、武将隊や住民も出演

山陽新聞社 山陽新聞社

 アニメソング界で活躍する岡山市出身の音楽ユニット「angela(アンジェラ)」が、古里への応援歌「OK! 岡山」のミュージックビデオ(MV)を制作している。同市内の名所やゆかりのスポットなどを舞台に、地域の人たちの協力を得て撮影。岡山の魅力満載の作品に仕上げ、国内外のファンに届ける。

 angelaは、ギターのKATSUさんとボーカルのatsukoさんの男女2人組。2003年にデビューし「蒼穹(そうきゅう)のファフナー」「K」「シドニアの騎士」など多くのアニメ作品の主題歌、挿入歌を手がけている。

 「OK! 岡山」は昨年10月にリリースした11作目アルバムに収録。「SAGA さが」のフレーズが印象的なヒット曲「佐賀県」でおなじみのタレント・ミュージシャンのはなわさんとの共作だ。

 桃、きび団子、後楽園、東区にあるのに西大寺、心もパッと晴れの国…。ご当地ワードをちりばめ「OK! OK! 岡山」と目いっぱい笑わせ、ほろりとさせる歌詞を胸弾むメロディーに乗せている。

 MVの撮影は今月から本格的にスタートした。岡山城では天守閣をバックにangelaと、岡山おもてなし武将隊のメンバーが共演。atsukoさんの出身地・同市東区西大寺地区一帯では母校の西大寺高、昭和の面影を残す商店街・五福通り、歌詞に登場するトマト銀行、老舗の日乃出醤油(しょうゆ)・小泉醸造元の蔵ホールなどでロケ。西大寺観音院では11日、住民ら約100人が朝のラジオ体操の後、曲に合わせて踊る場面を撮影した。

 公開に向け、さらに撮影を重ねていく。「皆さんにご協力いただき、西大寺に生まれて良かったとひしひしと感じている。これからも『岡山、ええとこじゃろう』とアピールし続けていく」とatsukoさん。KATSUさんは「時代に合わせて新たな名所を取り入れるなどし、進化するMVにしたい。岡山を世界に発信していける存在、岡山の皆さんの『自慢のangela』でありたいと思う」と話している。

 angela デビュー20周年の2023年、岡山市の「桃太郎のまち岡山大使」、西大寺観光協会の「はだか祭りのまち 西大寺ふるさと大使」に任命された。6月には34曲ある「蒼穹のファフナー」関連で「同じアーティストにより歌われたアニメーションフランチャイズの歌曲の最多数」としてギネス世界記録に認定された。

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