雪降る駅を北陸新幹線「かがやき」が通過した動画が話題です。関東甲信地方で大雪警報が出た2月5日、JR上田駅(長野県上田市)を新幹線が通り過ぎると、ホームの屋根に積もった雪が落ち、雪片を時速数百キロの車両が吹き飛ばしました。
撮影者のカメラは粉々に吹っ飛んできた雪に襲われ、視界は真っ白になりました。衝撃的な動画に25万件のいいねが付きましたが、撮影者は無事だったのでしょうか。「雪󠄁の北陸新幹線三段トラップ」と題してX(旧Twitter)に動画を投稿したささも(@ZEKE0326_15)さんに聞きました。
撮影したのはささもさんのお父さんで、北陸新幹線が通過したのは2月5日午後5時15分ごろでした。
ーお父さんは雪を吹っ飛ばす新幹線を撮ろうと狙っていたんですか。
「偶然撮影出来たらしいです」
ささもさんは「新幹線が通󠄁る→振動か風で屋根の雪󠄁が落ちる→車体に当たってこちら(撮影側)に吹き飛ぶ」という三段階を経た現象をとらえて「雪󠄁の北陸新幹線三段トラップ」と表現しました。
ーケガはなかったのでしょうか。
「父は雪まみれになりましたが、特に怪我や機器破損などのトラブルはありませんでした。雪を浴びた瞬間は驚いたものの、隣で一緒に雪を浴びた見知らぬ男性と大笑いしたそうです。
後日、会社の後輩にその動画を見せた所、後輩の一人が私のポストした動画に見覚えがあったらしく、私が勝手に投稿したことがバレました。しかし大いにバズって『決定的瞬間が撮れた』と喜んでいました」
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ささもさんのお父さんが撮った4秒の動画は、あっという間に画面が真っ白になるため、「何が起きたか分からないままホワイトアウト」「2度、3度と見て白い闇の謎が分かりました」と見返して映像のすごさが分かったという人もいました。爆弾が炸裂するように雪が吹っ飛んでくる動画に、「迫力が凄い」「散弾だぁ...」「ひいいっ!」と驚きの声が上がっていました。動画は2月11日現在、1700万回再生されています。