雪降る線路から炎が上がる写真が話題です。茨城県で常総線・竜ヶ崎線を運行する「関東鉄道」は2月5日夜、X(旧Twitter)にオレンジ色の火が上がる線路の写真を投稿しました。
鉄道会社の係員が線路に火を付ける様子も投稿され、「降雪に伴い、常総線・竜ヶ崎線ではポイントが凍らないよう融雪器の使用を開始します。火災ではありませんので、ご安心下さい」とメッセージが添えられています。写真を投稿した関東鉄道に聞きました。
ー融雪器に火を付ける理由は。
「列車を他のレールに分岐させるための装置を『ポイント』と言いますが、そのポイントが凍結して動かなくなるのを防ぐためです。過去にポイントが凍り付いて大きくダイヤが乱れた事例もあります。
なので、雪が降る寒い夜は、ポイントに置いた融雪器に火を付けます。燃料は灯油で、火は何時間も付いていますよ」
「融雪器に火を付ける際、消防には事前に連絡を入れておくのですが、線路に火が付いたのを見た人が駅などに通報してくださる場合もありますので、『火災ではありません』とあらためてお伝えしました」
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雪降る夜に融雪器を点火して回っていることを知り、X上では「こうやって雪を溶かすんですね」「大変な作業ですね」「頭が下がります」とねぎらいの言葉が寄せられていました。