「いないなと探したら」コタツで眠っていた柴犬 「中に人がいるにちがいない」「柴犬ならぬ柴人」

山本 明 山本 明

 姿が見当たらない愛犬を探したら、コタツに入って眠っていた…そんな姿をおさめた写真が「X」で話題になりました。両前足をお行儀よく掛け布団の中にしまい、座椅子にもたれて眠っているのが何とも可愛らしいですね。

 「いないなと探したら」というひと言とともに写真を投稿したのは「十和とわ」(@kuishinbotowa)さん(以下、飼い主さん)のアカウント。熟睡している犬さんのお名まえは、十和(とわ)くんといい、今年の3月に4歳になる柴犬の男の子です。

「柴犬ならぬ柴人。」
「スヤァ この子も中に人がいるにちがいないわ」
「これ可愛すぎますね すごい真面目な顔して寝てるのが何度も見てもウケるし」

 まるで人間のような寝姿にたくさんのコメントが寄せられました。飼い主さんに愛犬を「発見」した時のことをお聞きしました。

「おじさん寝顔犬に少しでもほっこりしてもらえたら」

――撮影時の状況を教えてください。

普段十和は、私がキッチンでごはんを仕込み始めると絶対にそばにいるのですが、この日は30分ほど料理しても姿を見せないのでおかしいな?と家の中を見回りました。といってもLDKの「L」でみつけたので、捜索開始後すぐ発見しています。

――寒いのが苦手なのでしょうか。コタツにはよく入るのですか?

十和は大雪の日でも外散歩に出たがるので完全に寒いのが苦手かどうかは「??」ですが、冬になると夜は羽毛布団・昼はおこたを出たり入ったり出たり入ったり、自分で適温調節しているようです。いつもはこたつの中にしっかり入り丸くなるか、頭だけ突っ込んで温まっているのに、この時だけは頭を出して座椅子にもたれて寝ていたので驚いて写真に収めた次第です。

――この時はどのくらいの間眠っていましたか?

この時はいびきをかいて捜索前から合わせて45分ほどぐっすり寝ていました。十和はいつも朝6時には起きて(飼い主を起こして)散歩に行くと決めており、「朝散歩」→「帰って朝ごはん」→「歯磨きガム」のルーチンが終わったら午前中はほぼ二度寝に充てています。

――可愛らしい寝姿が拡散しましたね。

たくさんの温かなコメント、うれしく拝読しました。年明けから心痛い事が続きXに投稿するのもためらわれたのですが、おじさん寝顔犬が少しでもほっこりする時間につながったら幸いです。

好きなことはドライブとお散歩

 ふだんの十和くんの様子について「柴犬あるあるでしょうが極度のビビリで簡単には懐かず、通りすがりに『かわいい〜』と言って頂けても本人知らん顔。家で家族が名前を呼んでも知らん顔。『おいで』と呼んでもほぼ100%来ません。撫でようと手を出すとササっと後退りしながらボクサー並みの速さで左右に避けていきます」といい、「私(母)以外の父、兄(中2)、兄(小6)はよく噛まれます。ドッグフードをお皿によそったあとすぐに、ドッグフード泥棒と思われて噛まれます。甘噛みですが甘くないです」と話す飼い主さん。

 さらに飼い主さんは愛犬について「好きなことはドライブとお散歩です。朝散歩終わり、夕散歩終わりにサッと車の真横でお座りし、ドライブ行きましょうと誘ってきます。ドライブ先にお散歩に良さそうな草地があると、すぐにクーンとふだん聞いたこともない甘え声を出します」と話しています。

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