節分は窒息・誤嚥に注意!乾燥豆3個を食べてせき込み… 消費者庁「5歳以下、硬い豆はリスク」

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2月3日は節分。年齢の数だけ豆を食べたり、恵方巻を丸かじりしたり…と行事を楽しみにしている人も多いでしょう。そんな中、豆を食べる際に窒息の恐れがあると、消費者庁が注意喚起を行っています。硬い豆は喉や気管に詰まらせやすいほか、小さなかけらが気道に入って肺炎や気管支炎を起こすリスクも。「5歳以下の子どもには食べさせないで」と呼び掛けています。

「乾燥豆3個を食べた時にせき込み、5分後にかみ砕いた豆とともに血を吐き出した。(2歳)」。「ピーナッツ味噌を4~5粒食べた後むせこみゼイゼイ音がした。緊急で気管支鏡下気道異物除去術をして5日間入院した(4歳)」。消費者庁には毎年、豆にまつわる事故の情報が多く寄せられているといいます。

特に、奥歯が生えそろっておらず、噛み砕く力や飲み込む力が十分ではない5歳以下にリスクが高いそう。また、物を口に入れたままで走ったり、笑ったり、声を出したりすると、不意に吸い込んでしまい、窒息や誤嚥のリスクがあります。

おにぎり一気食べで死亡も

一方で、その年の恵方を向いて、一本を丸かじりする「恵方巻」も注意が必要だといいます。途中で休まず、黙って一気に食べる風習。しかし、水分を取らずに一気に食べるのは危険が伴います。2019年には、女性ユーチューバーがこぶし大の赤飯のおにぎりを一口で食べ、窒息して亡くなる事故も。東京消防庁が発行した22年の救急活動の現況によると、食道や消化器に異物が混入して窒息・誤飲したのは1495人おり、うち0~5歳が577人、70歳以上が490人でした。

消費者庁は恵方巻については、小さく切り分け、飲み物も用意した上で落ち着いて食べることを推奨しており、「のどに詰まって窒息してしまった場合は、頭を下にして背中を叩くなど速やかに応急処置してほしい」としています。

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