無慈悲すぎる死に方に絶句…アニメ『呪術廻戦』の胸クソシーン3選 ファンの目にはどう映る?

海川 まこと 海川 まこと

「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気作品『呪術廻戦』。昨年12月にアニメ2期「渋谷事変」編の放送が終わり、早くも続編を求めるファンが続出するほど人気を集めています。そこで今回はアニメ『呪術廻戦』のなかで、特に「後味が悪かった場面」に注目しましょう。

そもそも『呪術廻戦』は人の負の感情によって生まれる呪霊を駆除する呪術師の戦いを描いた作品。主人公である、ごく普通の高校生・虎杖悠仁は特級呪物“両面宿儺の指”を食べて、心に呪いの王「両面宿儺」を宿すことで、呪術の世界に踏み入れることになります。

両面宿儺との共存に成功した虎杖は「東京都立呪術高等専門学校(以下、呪術高専)」に編入。同級生の伏黒恵、釘崎野薔薇とともに呪霊を討伐したり、残りの両面宿儺の指を探したりなど、呪術師としてミッションをこなしていきます。

その戦いの中で虎杖は第1期の10話で高校生の吉野順平と出会い、仲を深めていくのですが、吉野は特級呪霊の真人とも出会っており、不思議な存在の真人に惹かれていきました。

しかし真人にとって吉野は利用するための駒に過ぎず、手始めに彼の母親・吉野凪を呪霊に襲わせ、そして彼女は帰らぬ人に。それまでに吉野と虎杖、吉野の母の3人で楽しく食卓を囲んでいたシーンが描かれただけにショッキングすぎる展開になりましたが、さらに吉野は真人によって呪霊にされて醜い姿になって死亡。あまりにも報われない最期を迎えた吉野に対し、視聴者からは「虎杖と関わっただけで、このラストは悲しすぎる」「真人を心から軽蔑する」といった反響が相次ぎました。

真人の酷すぎる仕打ちは第2期でも繰り広げられます。虎杖に先輩として寄り添ってくれた呪術師の七海建人(42話)、同級生の釘崎(43話)が真人によって殺害。釘崎に関しては死が確定していませんが、頭部に深刻なダメージを与えられているため、このまま途中退場する可能性は高いでしょう。

主要キャラを殺した真人には「戦いとはいえ真人のおこないは重罪」「1期の時点で許せなかったけど、七海を殺した瞬間から憎しみさえ芽生えた」などのコメントが続出し、ファンの間でアニメシリーズの嫌われキャラとして君臨しているようです。

衝撃的なシーンといえば、第2期27話に登場した「天内理子の死亡」も外せないでしょう。天内とは「呪術界存続のため不死の術式を持つ天元と同化しなければならない宿命を背負った少女」という設定のキャラです。「天元との同化」という悲しい結末が待っているかと思いきや、術師殺しの異名を持つ伏黒甚爾によって頭部を撃ち抜かれて射殺されます。

しかもアニメでの描かれ方が衝撃度が高く、視聴者から「酷すぎる…」「声を出して驚いてしまった」などの声が続出。というのも天内は同化直前に「もっとみんなと一緒にいたい」と号泣し、連れ添っていた当時呪術高専2年生だった夏油傑が「帰ろう」と手を差し伸べ、天内が「うん」と笑顔で握り返そうとした時、銃声とともに天内の頭部から血が噴出します。

一瞬の出来事で帰らぬ人になった天内に対し、ネット上では「この流れで射殺って無慈悲すぎる」「彼女が何のために生まれてきたのかわからなくなる」といった声が。ハッピーエンドのような展開に見せかけての射殺という流れが後味の悪さを演出しました。

激しいバトルだけでなく、胸が苦しくなるような死亡シーンも登場するアニメ『呪術廻戦』。すでに続編となる『死滅回游』編の制作が決定しているので、今後も続報から目が離せません。

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