虫やら植物やら、子供はいろんな物を拾ってきます。安原まひろさん(@MahirOrihaM)さんは、3歳のお子さんが持ち帰ってきたある物の画像をXに投稿しました。
「3歳児が保育園から湿った泥をビニールに入れて持って帰ってきて「マジか」と笑ってていたが、暫くして朝の公園で霜柱をおみやげに集めたのだと判明した。やはり3歳ともなると意味不明でも本人の中に理屈があるし、そういや子供の頃にそれを汲み取ってもらえない不満があったかもと思い出したりした」
そこに写っていたのは、ビニール袋に入った……どう見ても泥。
画像を見た人からは、
「分かる。霜柱って綺麗だし持ち帰りたくなる気持ち。ここから化学を学ぶのだ少年よ」
「息子からの誕生日プレゼントが“ダンゴムシの詰め合わせ”だったの思い出した…」
「私もハンカチに包んで持って帰ったなぁ。『あれ?どっかに落としちゃったのかなぁ?』って、連日ポケットをビショビショにしたっけ。親は、『そんなに綺麗だったの?』って怒りもしなかった」
といったコメントがたくさん寄せられ、「いいね」は5.3万件にもなりました。
投稿した安原まひろさんにお話を聞きました。
ーー最初は何だと思われたのですか?
「保育園で行った公園から草や石をビニールに入れて持って帰ってくることはよくあるので、また新たなバリエーションが増えたな、と思っていました。水気を含んだ泥だけを集めるのは難しいので、それは不思議でした。本人は『チョコみたい!』と説明をしており、霜柱については何も言いませんでした」
ーーなぜ霜柱だと判明したのですか。
「保育園の連絡帳に、公園に行った時に霜柱に興奮していた、と書かれていたので、泥の正体にピンときました」
ーーきれいだからご家族に見せたいと思っていたのでしょうか。
「家族に向けたという意識はあまりないと思います。もっと純粋に、珍しく、またきれいなので本人が集めたかっただけだと思います」
ーー霜柱を見せられなくて残念だったのでは。
「泥になってしまったことに関しては、特にショックを受けるわけでもなく面白がっていました。本人にも分かってもらいたいという欲求や分かってもらえないという不満はそもそもなかったと思います。本人がその瞬間、自分の世界の中で興味がそこにあった、ということを知れたことを夫婦でおもしろいと思いました」
ーー泥は、その後どうなったのでしょうか。
「本人ももう忘れているので、また公園に戻そうと思います」
霜柱がきれいだなと思って、夢中になってビニール袋に入れたお子さん。でも、溶けてしまったら、霜柱のことはすっかり忘れて、「チョコレートみたい」と言う子供らしいところも可愛いですね。