「嘘みたいでしょ...これ今日発送分の...むつ市ふるさと納税返礼品ホタテ水着なんだぜ(有り難うございます)」
青森県むつ市を拠点に活ホタテや海産ギフトなどの販売を行っている合同会社阿部商店。その代表である阿部学さんのX(旧Twitter)アカウント「アヴェマナヴ」(@hotateyasan)さんの投稿が、5万近くのいいねがつく反響となりました。
写真には、ホタテの貝殻に紐を取り付けてつくられた“ホタテ水着”がズラリ。上半身用に貝殻が2枚がつながった分と、下半身用に1枚になった分がセットになっており、リーフレットには「水着の王様」、「ライバルに差をつける!」と、刺激的なキャッチコピーも書かれています。
確かに、ビーチなどで着れば、周囲からの注目を集めることは間違いなさそうですね!
斬新なコンセプトで作られたホタテ水着。返礼品としてもかなりの人気であることがうかがえます。
そんなホタテ水着の誕生にまつわるエピソードや、ふるさと納税の返礼品となった経緯について、阿部さんにおうかがいしました。
地震に豪雨――災害をきっかけに生まれ広まったホタテ水着
むつ市のふるさと納税の返礼品としてホタテ水着が登録されたのは、2021年9月23日のこと。
しかし、その誕生のきっかけとなったのは、それより以前。2011年3月に発生した東日本大震災だったといいます。
未曽有の被害を出した当該の震災。むつ市にも深刻な影響を及ぼしました。阿部さんが当時勤めていた観光ドライブインも客足が途絶え、「みそ貝焼き用」の貝殻が大量に余ってしまったといいます。
そこで、この貝殻を別な方法で有効活用できないかと考案したのが、こちらのホタテ水着。
同年7月の発売当時から、「ありそうでなかった斬新なアイテム」といわれ、ネット等での反響も大きかったといいます。
そして、時は流れ2021年、再び同地を災害が襲います。8月に起こった下北半島豪雨でした。橋の陥落や土砂崩れなど、現地に深刻な被害を及ぼした豪雨。しかし、時を経るごとにその出来事が全国的に忘れ去られてゆく状況に、阿部さんは歯がゆい思いを抱えていたといいます。
少しでもむつ市や下北半島に注目していただきたい――そのような思いから、阿部さんはホタテ水着を返礼品として登録することにしました。
「行政からの発信もあり、テレビにもとりあげられましたので、(ホタテ水着は)今までとは桁違いの反響となりました」(阿部さん)
Xでも大反響、男性でも装着したいという声も
東日本大震災をきっかけに生まれ、下北半島豪雨によってさらに全国に広まっていったホタテ水着。
そんなホタテ水着に関するXの投稿に、リプ欄にもたくさんのコメントがありました。
「すごい人気!」
「こんな返礼品あるんだ」
「ホタテは食べるものだと思ってたのに、ついに着る時代が来たんですね」
「暖かくなってくるからそろそろほたて水着買うべ!」
以前に貝殻ビキニで一斉を風靡した、俳優の武田久美子さんを思い出したという方も多くいました。
また、商品の仕様や使い方についての疑問も。
「男(俺)が装着しても大丈夫でしょうか?」
「後ろ姿がどうなっているのか気になります」
阿部さんはこれらの質問にも、「男女共用商品となりますので、特に問題はないかと思います」、「下は1枚しかありませんので、ビーチ等で着用する場合は本物の水着の上からの重ね着をお願い致しますー!」と丁寧に返答されていました。
「一人でも多くの方に笑顔になっていただければ――」
そんな思いをもって、阿部さんはひとつひとつ丁寧に商品を届けています。
◇ ◇
ホタテ水着は、むつ市のふるさと納税の返礼品としても扱われているほか、合同会社阿部商店の楽天市場のショップからも購入できます。
また、ホタテ水着以外の独創的なグッズとしては、「ホタテ水着Tシャツ」も販売しているとのことでした。
■阿部学さんのX(旧Twitter)アカウント「アヴェマナヴ」はこちら
→https://x.com/hotateyasan
■合同会社阿部商店のショップページはこちら(楽天市場)
→https://www.rakuten.co.jp/hotateyasan/