トイレタンクに紙ロール詰め込まれ、2フロア水びたし「損害額500万円以上」店が映像公表「名乗り出て」

伊藤 大介 伊藤 大介

トイレにいたずらをされて、フロアが水びたしになったーー。京都市西京区にあるアミューズメント施設の運営会社社長が、X(旧Twitter)に被害写真や動画を投稿しました。

エレベーターも故障し、浸水した複数フロアに渡って補修工事が必要となり、被害額は「500~700万円」に上るという。運営会社は「軽い気持ちでやったのかもしれないが、やった人には名乗り出てほしい」と呼びかけている。

「ちょっと大変なことになってます。トイレ、2階と3階使えません」。カラオケやダーツ、ビリヤードなどを楽しむアミューズメント施設「あそびば」を運営するナビス(京都市西京区)の中村豪社長は1月20日、あそびば洛西店が水びたしになった被害動画をXに投稿しました。

2階トイレの天井のあちこちから水が漏れ落ち、トイレや周辺のフロアが水びたしになっていた。水漏れの原因は3階の女子トイレ。トイレットペーパー1巻きがトイレのタンクに放り込まれ、あふれた水を便器内に流すパイプにも紙が詰められていた。3階の通路も水があふれ、店員が洪水時のようにモップで水を押し流していた。

浸水によりエレベーターは故障し、トイレの電気系統、火災報知機もやられた。水びたしになった3階の床材、壁材や2階天井も張り替え工事が必要となる。ビリヤード台にも水が滴った。中村社長は「いたずらにしても度が過ぎています。 被害金額数百万円です」と怒りをにじませた。

3階女子トイレへのいたずらは1月20日の午前1時~4時に行われたとみられ、運営会社は3階通路から女子トイレまでの動線をとらえた防犯映像を警察に提出しました。「当時、3階のカラオケを利用した方の会員情報についても、求められれば提出するつもりです」と運営会社。犯人像を絞り込むことはできるといい、運営会社は「軽い気持ちでやったのかもしれないが、甚大な被害が出ている。犯人は名乗り出て、償ってほしい」と呼びかけています。

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