空港で「凄いのが流れてきた」スーツケースに名古屋メシがてんこ盛り、実は空港のネタだった!?

太田 浩子 太田 浩子

 東鳴子温泉(宮城県大崎市)からの帰り、「中部国際空港セントレア」(愛知県常滑市)のターンテーブルで荷物が出てくるのを待っていた「べーた(@onecuprain)」さんは、流れてきたカバンに目を見張りました。

 ブルーの小型スーツケースの上に、手羽先、ひつまぶし、味噌カツ、エビフライ、台湾ラーメンがはみ出し気味にぎっちり載っているじゃありませんか。さらにそれらのお皿の間には、ウナギがニョロニョロしています。

 思わず「凄いのが流れてきた」とつぶやき、Xに写真を投稿したべーたさん。この投稿に「回転寿司かと思った!」「名古屋メシと招き猫の圧がスゴイ」「どうなってんの、これ」「名古屋欲張りセットww」「手羽先は風来坊と山ちゃんどっちなんだろうか」「名古屋アピールがすごい…!」などのコメントが集まっています。

 べーたさんは、以前に長良川鉄道で食品サンプルが展示してあったのを見たことがあったので、それと同じようなものかもと思いつつ「あまりにも奇抜だったので面白いなと感じました」。ターンテーブルの周りがちょっとした騒ぎになりそうですが、その日は周りに人が少なく、反応しているのはべーたさんだけだったそうです。

 このカバンは誰かの荷物というわけではなく、同空港と食品サンプルをつくる「さんぷる工房」が12月8日から設置しています。今回話題になった名古屋メシのほかに、マグロのお頭や鯛やイカとともにお寿司が盛り付けられたバージョンも。ちなみに、全て空港レストランで食べられるものなんだとか。空港担当者さんに詳しいお話を聞きました。

──食品サンプルのカバンは、すべてのレーンで回っているのですか?

 第1ターミナル国内線には、手荷物受取場ターンテーブルが全部で4つありますが、2番と3番で回っています。

──何も知らずに、このカバンが流れてきたらびっくりしますね。

 実際に機内に荷物を預けたお客様が、流れてきたことに驚きながら写真を撮られていたり、お子様と一緒に間近で見たりと楽しんでいただいております。弊社インスタグラムでもリール投稿したのですが、100万回を超える再生回数で、「見に行きたい」「面白い」などのコメントもいただいております。

──本物と間違えてしまうくらいよくできています。

 流れている名古屋めしを見ていておなかが減ってくるかと思いますが、取って食べたりしないでください(笑)。名古屋めしはT14階スカイタウンで食べることができます。食品サンプルを作った「さんぷる工房」も4階にあるので、ぜひ遊びに来てください。

 ◇ ◇

 ちなみにずらりとならぶ招き猫は、空港がある常滑市が招き猫の生産日本一ということで飾っているそうです。主張がある空港で面白いですね。

■べーたさんのX https://twitter.com/onecuprain

■中部国際空港セントレア 公式サイト https://www.centrair.jp

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