「手を離したら死ぬ!」エベレストで垂直の氷壁を登る絶景動画 「死ぬほど怖いし苦しいけどニヤニヤが止まらない」投稿した写真家に聞いた

渡辺 陽 渡辺 陽

来年の夢はもうお決まりでしょうか。その目標が大きな人もささやかな人も、それぞれに希望に胸を膨らませる季節。上田優紀 / 写真家さん(@nature_yukiueda)の動画を見たら、「きっと夢を叶えられる」という勇気をもらえることでしょう。

上田優紀さんは、「エベレスト。暴風に飛ばされそうになりながら必死で垂直の壁を登る。手を離したら死ぬ、なんて経験あまりないから指に力が入る。無酸素で登ってるから息が出来ない。見上げると濃紺の空。死ぬほど怖いし、苦しいのにその空の色はヒマラヤに戻って来たことを教えてくれて、ニヤニヤが止まらなかった。」とXに動画を投稿しました。

ポストを見た人からは、

「ほぼ垂直のアングル……。自然の営み、大きさ、その中に確かに生きていることを感じます」

「気軽に一度は行ってみたいとは思ってしまうけど、そう簡単に行けない場所だから、価値があるだね」

「Great shot. Beautiful」

「死ぬか生きるかって場面だとアドレナリンドバドバだったりするんですかね?まだ2000m級の山しか登ったことがないんですが、それでも難所だったり山頂に近づくとついニヤけちゃうぐらいアドレナリンが出るのが分かる」

など、国内外からたくさんのリポストがあり、「いいね」は1.7万件にもなりました。

上田優紀さんにお話を聞きました。

ーー実際にエベレスト登頂されて、どのようなお気持ちでしたか。

「世界で一番高い場所からの風景はこんななんだと。ただそれだけ思いました」

ーーどこまで無酸素で登るのでしょうか。

「7000mまでは無酸素でC3より上は酸素を使います」

ーー恐怖心が勝ることはありませんか。

「怖いと思うと指に力が入るのですが、力が入ると余計危ない。暴風の中、登頂することだけに集中しています。『垂直の世界』に挑んだので、次回は『水平の世界』に挑戦します。シャチと泳ぎながら撮影するのですが、トレーニングはしています。怖いとは思いません。心に決めていることは、やるべきことをやるということです。これからも地球の色々な風景を見たいと思います」

実際にはなかなか行けない世界の風景を見せてくれる上田優紀さん。「水平の世界」も早く見てみたいですね!

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