婚活中男女の約9割「お金事情は聞きづらい」 一方「お金についてギャップを感じる」夫婦は約半数

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婚活中のみなさんにとって気になるのが、お相手の「お金事情」ではないでしょうか。松井証券株式会社(東京都千代田区)が「婚活とお金事情」に関する調査を実施したところ、約9割の婚活中の人が「お金のことは聞きたくても交際前は聞きづらい」と回答しました。一方、既婚者の約半数が「交際開始後にお金についてギャップを感じたことがある」と回答したそうです。

調査は、全国の婚活中の20~40代の男女300人、および婚活を経て結婚をした20~40代の男女300人を対象として、2023年11月にインターネットで実施されました。

まず、婚活中の男女300人に、「結婚相手を探す際、最初に重視する条件」を複数回答で答えてもらったところ、「顔」(78.7%)、「年齢」(78.0%)、「年収」(59.0%)などが上位となりました。

その一方で、90.4%もの人が「お金のことは聞きたくても交際前は聞きづらい」(男性88.7%、女性92.0%)と回答したほか、「投資額や貯蓄額は年収よりも聞きづらい・知るきっかけがない」でも85.7%に上る結果となりました。

ちなみに、「交際前のデートで実際によく話す内容」については、「趣味」(77.7%)が最多となったのに対して、「お金」(11.7%)は最下位であることから、お相手のお金事情は気になるものの、聞き出すハードルは高いことがうかがえます。

続けて、「結婚相手を探す際、お相手のお金事情について気になるもの」を複数回答で答えてもらったところ、「年収」(63.0%)」を抑えて「お金の使い方の価値観」(69.3%)が最多に。

これを男女別で見ると、男性は「お金の使い方の価値観」(66.0%)、女性は「年収」(78.7%)と1位が分かれる結果となりました。なお、男女で最も差が見られた項目は「年収」(男性47.3%・女性78.7%)でした。

他方、婚活を経て結婚をした300人に「結婚相手の決め手」を複数回答で教えてもらったところ、「性格・考え方が魅力的」(78.3%)、「顔・見た目が好み」(70.0%)、「お金に関する価値観が合う」(68.7%)といった回答が上位に並びました。

さらに、「お相手のお金事情について話し合ったタイミング」については、「婚約後・結婚後」(43.7%)、「交際中」(41.0%)などに回答が集まった一方で、「交際前」はわずか6.0%となり、相手選びで重要な要素であるにも関わらず、お金事情については結婚を決めた婚約後に話した人が多いことが分かりました。

また、「交際開始後にお金についてギャップ」については、48.0%の人が「ギャップを感じたことがある」と回答。具体的には「計画的に資産形成できていない」(47.9%)、「マネーリテラシーが低い」(25.0%)、「年収は高いが金遣いが荒い」(16.7%)などが挙げられ、お金事情に関する相手との意識の違いが見て取れました。

そこで、「結婚前にもっと話しておけばよかったと思うこと」を教えてもらったところ、「お金について」(35.0%)が最も多く、次いで「ライフプランについて(子ども有無など)」(30.3%)、「家事について」(25.7%)といった回答が見られました。

では、現在は「ライフプランやお金」のことについて、結婚相手と話せているのでしょうか。

調査の結果、51.4%の人が「話せている」と回答。そこで、「幸福度の高さ」を調べたところ、「話せている」と答えた人が68.4%だったのに対して、「話せていない」人では26.4%と、45.1ptもの差が見られました。

また、「夫婦仲の良さ」についても同様に調べたところ、「話せている」と答えた人は68.4%、「話せていない」人は26.4%と、42ptの差があることが明らかとなったそうです。

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