みなさんは、交際相手に望む「年収」についてどのように考えていますか。マッチングアプリの利用経験がある全国の20~40代の男女709人を対象に、年収に関する調査を実施したところ、交際相手に望む年収は「400~500万円」が最多となりました。また、相手に望む年収は、男性は「自分と同等」が最も多かったのに対し、女性は半数以上が「自分よりも高い」相手を望んでいることが分かりました。
ナイル株式会社(東京都品川区)が、同社運営の恋愛・婚活メディア『出会いコンパス』上にて2023年9月にインターネットで実施した調査です。
調査によると、「マッチングアプリで年収を条件設定したことがある」と答えた人は57.0%でした。これを男女別に見ると、年収を検索条件に設定した割合は男性が59.9%、女性が53.8%と、男性の方がやや高い結果となりました。
そこで、「交際相手を探す際に設定した年収の金額」を男女別に聞いたところ、最も多かったのは男女共に「400万円以上500万円未満」(男性:26.8%、女性:25.5%)でした。また、「300万未満」を条件にした割合は男性が17.3%だったのに対し、女性は3.8%と4倍以上の差があったほか、「700万円以上」を条件にした割合は男性が7.3%に対し、女性は15.7%とほぼ2倍だったことから、女性は男性より高収入の相手を探す傾向が見受けられました。
では、「交際相手に望む年収の基準」はどのようなものなのでしょうか。全体では「自分の年収と同等」(46.6%)と答えた人が最も多い結果となりました。これを男女別に見ると、「自分の年収と同等」と回答したのは男性が56.3%、女性は34.1%で、男性が20pt以上高くなっています。一方、交際相手に「自分の年収より高い」年収を望むと回答した男性は8.0%に対し、女性は51.7%と半数を超えました。
調査を行った同社は、「男女間の賃金格差の影響が関係しているほか、女性は妊娠や出産で一時的に働けなく可能性を考慮し、自分よりも経済力がある交際相手を求めているのかもしれません」と推察しています。
また、「交際相手に希望する年収よりも低い相手と交際した経験はありますか」と聞いたところ、「ある」が38.8%、「ない」が50.4%となりました。
続いて、「希望年収よりも低い人からアプローチされたらどうしますか」と聞いたところ、「返信しない」が25.5%、「他条件を確認する」が27.9%、「とりあえず返信する」が46.6%となりました。これを男女別に見ると、「返信しない」(男性:10.8%、女性:28.4%)、「他条件を確認する」(男性:30.8%、女性:46.2%)の割合は、男性よりも女性が高いことから、女性の方が相手の年収を重要視している傾向が見て取れました。
ちなみに、前述の質問で「他条件を確認する」と回答した271人に、確認したい条件を複数回答で答えてもらったところ、「容姿・スタイル」(203人)、「年齢」(199人)、「居住地」(158人)、「子供の有無」(149人)、「趣味」(149人)、「喫煙の有無」(138人)などが上位に挙がりました。これを男女別に見ると、男性の方が多かったのは「容姿・スタイル」、「趣味」、「居住地」などだったのに対し、女性の方が多かったのは「職業」、「結婚歴」、「子供の有無」でした。
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【出典】
▽出会いコンパス/交際相手に望む年収は「400~500万円」が最多、男性は「自分と同等」、女性は「自分より高い」
https://app-liv.jp/love/archives/145770/