「建設業に就職して良かった」経験者の6割強 理由は「やりがいや達成感ある」が最多に

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

株式会社NEXER(東京都豊島区)が運営する『日本トレンドリサーチ』と株式会社RSG(東京都千代田区)は、建設業で働いたことがある全国の男女277人を対象に「建設業で働いて良かったこと」に関する調査を実施しました。その結果、6割強の人が「建設業に就職して良かった」と回答。理由としては「達成感ややりがいがある」が最多となりました。

調査は2023年11月にインターネットで実施されました。

調査によると、全体の64.3%が「建設業に就職して良かった」と回答。そこで、「建設業に就職して良かった」と回答した178人にその理由を教えてもらったところ、「達成感や遣り甲斐がある」(33.1%)、「給料や福利厚生が良かった」(19.1%)、「資格が取れた」(16.9%)などが上位に挙げられました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【達成感ややりがいがある】
▽竣工した建築物が、地図に残った時(50代男性)
▽海外でプロジェクトを担当した(80代男性)
▽お客様に喜んでもらえたときの達成感にやりがいを感じるから(30代女性)
▽工事完成後の構造物を見たとき(70代男性)

【給料や福利厚生が良かった】
▽ゼネコンはバブル期は物凄く景気が良く給料が良かったから(60代女性)
▽営業成績による報奨として海外旅行ができたこと(50代男性)
▽女性に優しく、給料が良く休みも土日祝日で安定していた(50代女性)
▽勤めた時の手当てが大手企業の給料よりも1.5倍くらいあった(70代男性)

【資格が取れた】
▽国家資格が入手でき、今後万が一転職と成った際に有利に進められる(50代男性)
▽資格手当が出て自分の希望する資格が取れたから(30代女性)
▽建設業はすそ野が広くて色々な商売の勉強ができた(60代男性)
▽採用に関する条件が「ある資格を取ること」だったので、就職してから勉強してその資格をとったので、いい経験と勉強になったから(50代女性)

一方で、「現在も建設業で働いている」と回答した人は全体の22.4%。そこで、「現在は建設業から離れている」と回答した215人に、「建設業から離れた後も建設業での経験や資格が役に立ったことはありますか」と聞いたところ、40.5%の人が「ある」と回答し、以下のようなコメントが寄せられました。

▽これから家を建てようか考えているので、自分の知識がフル活用できる(30代女性)
▽自分の家をリフォームするのに、適正価格が分かった(50代男性)
▽建設業経理事務士の資格で知り合いの事務を助けた(70代女性)
▽定年後の再就職で資格を取ることでとても役に立った(70代男性)
▽今務めている職場の顧問先に建設業の会社があり、建設業独特の事柄がわかる(50代女性)
▽現在はIT関連で働いており、これまで培った知識がベースになり判断ができることがあるから(50代男性)
▽海外の業者、スタッフともやり取りがあり、コミュニケーションや語学がいまも役に立っている(60代男性)

   ◇  ◇

【出典】
▽日本トレンドリサーチ/【建設業経験者に聞いた】64.3%が、建設業に就職して「良かった」 その理由とは?
https://trend-research.jp/20634/
▽株式会社RSG
https://rsg-c.jp/

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