2023.12.19(Tue)

ハワイ在住の日本人妻「夫に夕飯作るのをやめた」…夫が取った行動は？　称賛の声続出「いいと思います！」「私も作らない」

「日本人に話すと結構驚かれるんだけど」と前置きして、アメリカ人のご主人と6歳、8歳、11歳の3人の息子さんとハワイで暮らしているリナレアさんが投稿したX（旧Twitter）が話題です。

リナレアさんは続けて「私は夫の夕飯を作るのをやめた。2年前、ワンオペフルタイム勤務でヘロヘロになりながら帰宅した夫の夕飯を出したところ「それは食べたくないからいらない」とカップラーメンを用意し始めた。その日から夕飯作るの辞めました☺️」と投稿。

このエピソードに「いいと思います！」「大体の人はそうやられたらそうなる」「賛成」「昨今女も働いているのに、夫のために女が夕飯を作るなんて心底ナンセンス」「大人だし好きにすればいい」と賛同の声が相次ぎました。

ほかにも「私も基本夫の夕飯は作りません」「ご飯作らなくなって数十年経つ」「結婚当初から私は朝ごはんもランチも作りません」など、“自分も夫のご飯を作っていない”という声も多数上がり、日本でも“ごはんは女が作るもの”というスタイルが徐々に変化していることがうかがえました。

2年前から夫さんのごはんを作らなくなったというリナレアさんに、ご主人の反応やその後の夫婦関係について話をお聞きしました。

「作らなきゃ」と思い込んでた

――ごはんを作らなくなってから夫さんからの反応は？

「最初はケンカの延長かなー、と一時的なものかと思ってたみたいですが、1週間、1ヶ月、と夕飯がない日が続いて、ああ、本当に作らないんだなーと悟ったと言う感じです」

――ごはんを作らないことに対しての抗議は？

「まったくないですね。自分は好きなものを食べられるし、妻はイライラがなくなっているし、これで良いと言っています」

――アメリカでは妻がごはんを作らないことはよくあるのでしょうか？

「はい、全然普通です！アメリカだと家事は完全分担することが多いですね。もともと夫は「女性が食事を作らなきゃいけない」みたいな感覚は持ってなかったんですが、私が勝手に「作らなきゃ」と思い込んでたんだなと思います」

――夕飯を別にしていかがですか？

「とてもいいです！私はやっぱり和食が好きで、主人はメキシカンやギリシャ料理が好きだったりと、食事の好みも違うので、食事を別々にしてだいぶ楽になりました。今までだと、どちらかが我慢しなきゃいけなかったので…」

――ご主人はどのようなごはんを？

「自分で食べたいものを作ったり買ったりしています。最初はジャンクフードを買っていましたが、最近は体を気遣って自炊するようになりました」

――朝食や休日のごはんはどのように？

「朝食もバラバラで、自分の作りたいものをそれぞれ作ってたべます。休日も変わりありません。息子たちの食事も、常に私が作るわけではないです。どちらかが手があいてる方、得意な方、作りたいものがある方とか。でもだいたい、朝食は私が準備して、夕飯は夫が準備する方が多いですね」

――ごはんを作らなくなってから、夫婦関係に変化はありましたか？

「はい、前より仲が良くなりました（笑）。ケンカの原因がひとつなくなった感じです。毎日のことなので、お互い余計なストレスを溜めなくなったのがよかったんだと思います」

今後も「このまま、ごはんは別々に自分で用意する、でずっといきたい。ごはんは別ですが、仲良しな方だと思いますので、仲良しなまま老後まで一緒にいたいな」とリナレアさん。

せっかく頑張って作ったのに食べてもらえないのは本当に悲しいこと。夫婦仲をよくする秘訣…それはお互い無理をせず、ストレスを極力ためないことかもしれません。

ナイル株式会社による「共働き夫婦の夕食事情調査」（※1）では共働き夫婦の夕食は、妻が支度するのは85.7％、夫は23.6％に。コンビニ、冷凍食品・レトルト、テイクアウトなどの割合も少なくありません。40～50代は20～30代よりも「妻が作る」世帯が多いという結果が出て、女性が作るものという風潮から変化しつつあります。人それぞれ得意なことが違います。お互いの得意分野を知って、上手に家事や育児を分担できればいいですね。