不動産のプロに聞いた…「中古マンション購入時のチェックポイント」 条件の1位「立地」 室内の設備はどこ?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

中古マンションを購入したいけど、確認したいことが多すぎて選ぶのが大変。そう思っている人も多いのではないでしょうか。不動産情報サービスのアットホーム株式会社(東京都大田区)が発表した「不動産のプロが選ぶ!『中古マンション購入時にチェックするべきポイント』ランキング」によると、「設備(室内)」の1位だったのは「給湯器」でした。 

調査は、中古マンションの購入を検討している人を担当したことがある、全国の同社加盟店735店を対象として2023年9月にインターネットで実施されました。

最初に、中古マンション購入時に「チェックするべき条件」を聞いたところ、「立地(駅までのアクセス)」(65.3%)が1位となりました。回答者からは、「売却することを考えると立地は重要」「価格と立地のバランスを考慮したほうが良い」といった意見が寄せられました。

次いで2位は「管理費や修繕費の妥当性」(61.8%)となり、回答者からは「(管理組合などの)総会議事録を閲覧すれば、当該マンションの抱える現在の問題と将来の問題が分かる」「管理費等が高額になるケースがあるので、値上げの予定の有無や積立状況などをチェックする」といったコメントが挙がりました。

3位には「駅・病院・学区などをチェックしたほうが良い」「前の入居者に買い物はどの店をよく利用するのかを教えてもらう」などの意見が寄せられた、「周辺環境」(58.6%)がランクインしました。

そして4位以下は、「長期的な修繕計画」(53.3%)、「周辺の価格相場」(51.3%)、「管理人の勤務形態(日勤、常勤など)」(50.3%)と続きました。

では、「外観・共有部分の設備」はどういったものをチェックすべきなのでしょうか。調査の結果、1位は「駐車場の有無、管理状況」(75.5%)となりました。回答者からは、「駐車場や駐輪場の金額や空き確認のチェックが必要」「機械式駐車場の場合は高さ制限を確認する」といったコメントが寄せられています。

次いで2位は、「エントランスやエレベーターなど、購入後自分では変更することのできないところを確認したほうが良い」「エレベーターの混雑具合も要確認」といった意見が寄せられた、「エレベーター(数や管理状況など)」(66.9%)でした。

3位は「駐輪場の有無、管理状況」(61.6%)で、「小さいお子さまがいる場合、保育園送迎用の電動自転車を置けるスペースがあるかを気にされることが多いので、平面式の駐輪場の空き状況を伝えるようにしている」といった意見が挙がりました。

以下、4位「ゴミ収集の時間帯(24時間ゴミ出し可など)」(52.5%)、5位「外観(ひび割れ・サビなど)」(52.4%)、6位「エントランス」(51.2%)が続く結果となりました。

一方、「室内の設備」でチェックすべき項目については、1位は「給湯器(交換時期など)」(64.2%)でした。回答者からは、「給湯器など、経年劣化の影響を受けるものをチェックしておくと、交換時期を予測できる」というコメントが挙がりました。

2位は「水回りのチェックは必要」「追焚き可能かもチェックしたほうが良い」といった意見が挙がった、「お風呂(清潔さ・シャワーの水圧など)」(61.5%)となりました。

そして3位は「床(きしみ・ゆがみなど)」(60.5%)で、回答者からは、「床のきしみや傾きの確認、ドアの開閉がスムーズかどうかの建付け具合を確認したほうが良い」といったコメントが寄せられています。

以下、4位「キッチン(清潔さ・収納スペースなど)」(59.5%)、5位「収納(広さ・数など)」(57.0%)、「トイレ(清潔さ・水圧など)」(54.1%)が続く結果となりました。

その他に、「晴れの日と雨の日の2回は内見されるようお勧めしている」「清掃が行き届いているか、掲示板の警告や注意書きを見ると良い」などとアドバイスしています。

まいどなの求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース