「流石に詐欺じゃない??」
11月末、Xでそんな投稿が注目を集めました。明治神宮外苑で開催されているイベント「東京クリスマスマーケット2023」(11月23日〜12月25日)の会場で、5種類のソーセージ盛り合わせを注文したところ、見本の写真と全く違う「冷たいソーセージ1種類5本」が出てきたというのです。
投稿したAさんによると、店は「Junkie Food Stand」。店の前には値段が記載された各種料理の写真が掲示されており、Aさんはその中から「ソーセージ盛り合わせ(1000円)」を注文しました。
—ところが。
5種類のソーセージが写った写真には「Five kinds of sausages」と明記されていたにもかかわらず、Aさんに提供された容器に入っていたのは同じソーセージが5本。しかも冷め切っており、当然「期待していた味ではなかった」そうです。
店が混んでいたこともあり、その場で抗議することは諦めたというAさん。店の雰囲気に特におかしなところはなく、まさかこんな料理が出てくるとは…とショックを受けたといいます。
Aさんの投稿には「同志がいた!」と同様の被害を報告する人も現れるなど、驚きの声が続々と寄せられ、瞬く間に反響が広がりました。Aさんは「何を思って販売していたのでしょうか。注文する客に対して良心は痛まなかったか、伺ってみたいです」と話しています。
イベント事務局の見解は
東京クリスマスマーケット実行委員会事務局の担当者によると、SNSなどでの騒動を受け、Junkie Food Standには「厳重注意」したそうです。すでに同店はソーセージ盛り合わせの販売を中止し、店頭のメニューも撤去したという報道もありましたが、担当者はこれを「事実」だと認めました。今後、同様のイベントでの同店の出店については「検討する必要がある」としています。
一方、11月末に騒ぎが大きくなってから現在に至るまで、実行委は公式サイトなどで対外的な説明はしていません。担当者は「実行委というよりは、基本的に特定の店の問題だと考えており、今後も実行委として公表する予定はありません」としています。
Junkie Food Standは北海道の広告代理店が運営する飲食店と見られますが、騒動の後、公式サイトは閉鎖され、閲覧できない状態になっています。