「妻、何度「これは牛乳やないで」と言っても牛乳と間違って牧場の大地を買ってくるんですが、どうしたら良いのでしょうか」
妻は牛乳を買ったつもりにも関わらず牛乳そっくりなパッケージのため、毎回乳飲料を買ってくるというやまもとさん(@yamamotofriday)の投稿に、「牛乳パックの上部にくぼみがあるかどうかで判断」など牛乳を一瞬で判別する方法を教えるコメントが複数寄せられました。
このくぼみの正式名は「切欠き(きりかき)」。やまもとさんも牛乳購入の際に間違いがちな奥さんも、そんな工夫がされているとはまったく知らず、一緒に、「へぇー!」と驚いたとのこと。知っている人は知っている「切欠き」について、探ってみました。
「切欠き」は、「牛乳」の表示があるものだけ
一般社団法人Jミルクによると、「切欠き」は牛乳パックの上部に施されているもの。「牛乳と他の飲料の区別がつかない」という目の不自由な方のためのバリアフリー対策として、2001年から、扇を逆にしたようなくぼみ=「切欠き」が付けられるようになりました。触っただけで牛乳だと判別できます。
同じ形状のパックに入っている飲みものには、牛乳類だけでも「牛乳」「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」「加工乳」「乳飲料」とバリエーション豊富。同様の形のパックでジュースやコーヒー、お茶なども販売されています。
しかし、「切欠き」の実施基準は、生乳を加熱殺菌しただけの種類別「牛乳」のみ(500ml以上の紙パック)。「切欠き」のあるなしで、牛乳を間違うことなく選ぶことができます。
ただし、「切欠き」をつけることについては、各メーカーに委ねているので、すべての牛乳パックについているわけではないのでご注意を。
また、牛乳パックを開封する際に、「どちらが開け口?」となる場合もありますが、「切欠き」の反対側が開け口と決まっているそう。開封する際にも、ストレスなく、スムーズに開けることができますよ。
牛乳を買う際には「コレって牛乳?」と悩んだら、まずは「切欠き」の有無チェックを。また、「切欠き」事情を共有していれば、「ちょっと牛乳買ってきて!」も頼みやすいですね。
■やまもと @yamamotofriday
■一般社団法人Jミルク https://www.j-milk.jp/index.html