ニコニコしながら「違う」連発…『ブギウギ』“笑顔の鬼”演じる草彅剛の凄み 「先生殺したるって気持ちで」歌ったスズ子とどうなる?

佐野 華英 佐野 華英

 現在放送中の『ブギウギ』(NHK総合)第6週「バドジズってなんや?」では、スズ子(趣里)が東京の梅丸楽劇団(UGD)に入団して作曲家の羽鳥善一(草彅剛)から新曲「ラッパと娘」を授かり、ジャズの洗礼を受ける。大阪の梅丸少女歌劇団(USK)で歌っていたものとは全く違うジャンルの曲に、どう歌ったらいいのかと思い悩むスズ子。本日11月9日放送の29話では、スズ子が羽鳥の自宅で特訓を受け、「先生殺したるって気持ちで」歌うと、彼女の中で何かが弾けた。今後スズ子と二人三脚で歌を作っていくことになる羽鳥と、演じる草彅剛の魅力を、制作統括の福岡利武さんに聞いた。

「全身で音楽を好きなんだ!」という気持ちを草彅が熱演

「『僕はもっともっとHotになりたい』『楽しくなるための欲なら僕はとても深いですよ』と語る羽鳥善一の、『全身で音楽を好きなんだ!』という気持ちを、草彅さんが見事に演じてくださっています。草彅さんご自身も音楽が好きな方だと思うのですが、『感情が弾けて音楽を作りたい』という羽鳥のパッションが本当によく出ていると思います。底抜けに明るい草彅さんの演技によって、台本で読んでいた羽鳥よりも数段弾けた、エネルギッシュなキャラクターになったのではないかと感じています」

 また、演じる草彅剛と趣里の現場でのコンビネーションに関しても、福岡さんは太鼓判を押す。

羽鳥とスズ子の“セッション”から、全く新しい音楽が生まれる

「松永(新納慎也)が羽鳥を評して『彼は、笑う鬼だよ』と言っていましたが、過酷なレッスンと妥協のない厳しさがまず下地にあって、そのうえで、スズ子と2人でセッションすることで、今まで誰も聴いたことのない、新しくて面白い音楽が作れると、羽鳥は信じているんですね。現場で草彅さんと趣里さんはとても響き合うところがあるようで、息もぴったり。第6週は善一とスズ子の関係性が出来上がっていく、とても見応えのあるドラマになっていると思います」

 スズ子が身体全体でジャズを掴んで、トンネルを抜けた先に、素晴らしい景色が待っていそうだ。

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『ブギウギ』
【出演】趣里 水上恒司/草彅剛 蒼井優 菊地凛子 小雪 水川あさみ 柳葉敏郎 ほか
【主題歌】「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
【脚本】足立紳 櫻井剛
【音楽】服部隆之
【語り】高瀬耕造(NHK大阪放送局アナウンサー)

【放送時間】
▽NHK総合
毎週月曜~土曜 前8:00~8:15/(再)後0:45~1:00(※土曜は一週間を振り返り)
毎週日曜(再)前11:00〜11:15
翌・月曜(再)前4:45~5:00(※日曜、翌・月曜は、土曜版の再放送)
▽BSプレミアム・BS4K
毎週月曜〜金曜 前7:30~7:45
毎週土曜(再)前9:25〜10:40(※月曜~金曜分を一挙放送)

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