朝日新聞社(東京都)運営のメディア『project50s』は、花王『アタック 消臭ストロングジェル』と共同で「介護の洗濯」に関するアンケートを実施しました。その結果、在宅介護や生活サポートをする内容は「洗濯」が最多となりました。また、「介護の洗濯」において感じるストレスは「ニオイ」が最も多かったそうです。
調査は、親や家族の介護や生活サポートをしている配偶者や子世代など627人(うち、要介護1~5の人の家族:344人/要支援1~2または要介護認定を受けていない人などの家族:283人)を対象として、2023年7月~8月の期間にインターネットで実施されました。
まず、「親・配偶者・祖父母・その他の家族の生活サポートや介護をしている内容」について複数回答可で答えてもらったところ、”要介護1~5”の人の家族では、「洗濯」(282人)、「買い物」(265人)、「食事の準備(調理・配膳含む)」(260人)が上位となりました。一方、”要介護1~2”の人の家族では、「買い物」(108人)、「通院の付き添い」(93人)、「食事の準備(調理・配膳含む)」(92人)などが上位となっています。
さらに、「生活サポートや介護をする際、ストレスに感じていること」を複数回答可で教えてもらったところ、”要介護1~5”の人の家族、”要介護1~2”の人の家族ともに「食事の準備(調理・配膳含む)」(要介護1~5:123人・要介護1~2:54人)、「洗濯」(要介護1~5:118人・要介護1~2:47人)が上位を占めました。
調査結果から同メディアは、「”食事の準備”は調理、配膳などを含めて1日3回あり、一定の時間を費やすためとみられます。”洗濯”は生活空間の中で『トイレの失敗』をしてしまい、着替え・掃除・洗濯といったサポートの頻度が増え、つらくなるようです」と推測しています。
また、「”介護の洗濯”で感じているストレス」について複数回答可で答えてもらったところ、”要介護1~5”の人の家族、”要介護1~2”の人の家族ともに「洗濯物のニオイ」(要介護1~5:168人・要介護1~2:55人)、「洗濯前の汚れの処理」(要介護1~5:161人・要介護1~2:54人)が上位を占めました。3番目に多かったのは、”要介護1~5”の人の家族では「尿や便で汚れた洗濯物への接触」(147人)、”要介護1~2”の人の家族では「洗濯にかかる時間」(48人)となっており、「洗濯物のニオイ」問題が今もなお課題であることがうかがえます。
最後に、「”介護の洗濯”の際、『ニオイ(体臭、尿臭、汗臭)の除去』について、現在の満足度」を5段階で教えてもらったところ、”要介護1~5”の人の家族では、「満足」(満足:3%・どちらかといえば満足:34%)と答えた人は約4割に留まっていたそうです。