約3人に2人が、電車に乗った際に「優先席に座ることがある」と回答――そんな調査結果が、わかもと製薬株式会社（東京都中央区）の調査で分かりました。また、優先席に座る理由としては、「優先席を必要とする人がいたら譲るつもりで座るから」が最多となったそうです。
調査は、アンケートサイト『くらするーむ』の会員1949人を対象として、2023年9月にインターネットで実施されました。
調査によると、66.9%の人が「電車に乗った際に優先席に座ることがある」と回答。
「優先席に座ることがある」と答えた1304人に対して、その理由を複数回答で答えてもらったところ、「その席（優先席）を必要とする人がいたら譲るつもりで座るから」（618人）、「席が空いているのに立っていると邪魔になるから」（501人）、「高齢だから」（353人）、「その席しか空いてないから」（347人）、「疲れているから」（306人）といった回答が上位に挙げられ、自分がずっと優先席に座るつもりではなく、空いているから座っているだけで、いつでも譲るつもりという人が多いことが分かりました。
一方、「優先席には座らない」と答えた645人に対しても、その理由を答えてもらったところ、「必要な方のために空けておくべきだから」（419人）、「特に理由がないのに優先席に座ってはいけないと思っているから」（209人）、「席を譲ることを意識しないといけないので落ち着いて乗っていられないから」（168人）などが上位に並びました。
なお、「優先席はどんな人が優先されるイメージがありますか」と全回答者に複数回答可で聞いたところ、「身体が不自由な人」（1799人）、「ご高齢の人」（1794人）、「妊婦または乳幼児を連れている人」（1737人）、「怪我をしている人」（1522人）、「体調の悪い人」（1354人）などに回答が集まったそうです。
