「駐車場で番号を見間違えて精算してしまった」という千葉県の男性から、取材リクエストを頂きました。男性の番号は「19」でしたが、枠線の外にはみ出している「1」を見落として「9」番の料金を払ってしまったそうです。誤解を与えやすいデザインになっているとして、管理会社に返金を求めたものの応じてもらえなかったという男性。あなたはどう思いますか?
その駐車場があるのは都内。男性は精算機のある位置から番号を確認しました。枠外の10の位の「1」が影になっていたことで「17」を「7」と認識し、「その二つ先が自分の車だから9」と誤って支払ってしまったそうです。
「しっかり確認すれば確かに19番なのですが、枠外に10の位をデザインする合理性が理解できません」と憤る男性。管理会社にも問い合わせましたが、間違えて支払った800円については返金できないとの回答だったそうです。
都市部では5人に1人が経験あり?
2016年のデータにはなりますが、JAF(日本自動車連盟)が発表したこんなアンケート結果も。「他の人の車の駐車料金を精算してしまったことがあるか」を約4万2千人のドライバーに聞いたところ、13.6%が「ある」と回答。特にコインパーキングの利用機会が多いと思われる都市部(東京・大阪・福岡)では、約20%にのぼりました。
「間違って精算してしまった後、どうしましたか?」との質問には、「改めて自分の車の精算をした」が77.9%で最多。「管理会社に連絡した」が10.1%、「間違って精算したクルマのドライバーを待った」という人も0.5%いました。お出かけで駐車する機会も増えるゴールデンウイーク。番号の見間違えにはくれぐれもご注意ください。