環境省が11月1日に公表した速報値によると、2023年4月から10月のクマによる人身被害は全国で180人で、統計開始以来最多を記録しました。10月の1カ月間だけで71人と2022年度の被害者の数に匹敵し、死者は5人に上っています。
深刻な事態を受け、やむを得ず駆除に踏み切った秋田県には暴言や執拗な要求の繰り返しなど「カスタマーハラスメント(カスハラ)」とみられる抗議電話が寄せられ、県知事が業務妨害としてすぐに電話を切るべきだとの認識を示したと報じられました。
タレントのデヴィ夫人は10月下旬、「アメリカでは、クマを 麻酔銃で捕獲し、沢山の果物などの食物をつけて山に帰してあげます。日本では 銃殺してしまう。可哀想です。日本も アメリカに習うべきではないでしょうか。」とインスタグラムに投稿。この内容が物議を醸しました。コメント欄には「熊の恐怖を知らない人が言うコメント」「熊は執着心が強く一度襲えば味を覚え何度でも現れる」「いろいろ勉強不足のコメント」「すさまじくのんきなご意見だ」と批判が相次ぎました。