抱っこした膝の上でくつろぎ始めた子犬「うちに10年間犬がいなかったのは、この子と出会うためだったんだ」

渡辺 陽 渡辺 陽

コタちゃん(1歳9カ月・オス)は、2022年2月か3月頃に香川県で生後3カ月の時に保護された。その後、3月12日に安城のアニマルレスキューmiki Japanが引き取り、里親を探したという。彼が新しい家族であるそうすけさんと出会うことになったのは、2022年3月20日のことだった。

そうすけさんは、長年犬を飼いたいと思っていた。幼い頃、「犬を飼いたい」と言うと親に反対されハムスターを飼い始めた。10年が経ち、再び「犬を飼いたい」と言うと、「就職が決まって、車の免許を取ったら飼ってもいい」と言われたという。

あの子もう決まっちゃいましたか?

アニマルレスキューmiki Japanに保護犬を見に行くと、最初に抱っこした子犬は元気いっぱいで手に負えない感じがした。そんな時に他の家族が抱っこしていた子犬が目につき、「あの子もう決まっちゃいましたか?」と尋ねると、まだ里親は決まっていなかった。

「コタは抱っこするとすぐに大人しくなり、膝に乗ってくつろいでしまいました。うちに10年間犬がいなかったのは、この子と出会うためだったんだ!と思いました」

甘えん坊の犬

コタちゃんは甘えん坊。初めて家に来た時は尻尾を振って甘えていたが、誰もいなくなるとわんわん鳴いていた。そうすけさんはコタちゃんの寂しさを和らげるため、一緒に寝ることにしたという。

名前は、犬を飼う前から「小太郎」という名前がいいねと言っていたが、「コタ」の方が呼びやすいということになり、"コタ"に変更した。

コタちゃんは自分から2階の寝室に行って寝ることがある。

「コタがいないなと思い探したら、2階の寝室で先に寝ていた時は大笑いしました。コタを家族に迎えてから、家族とのコミュニケーションが増え、団結力が高まったと思います」と、そうすけさんは言う。

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