40~60代の約半数が「がん検診を受検したことがない」…がん検診をためらう理由の第1位は

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さらに、「がん検診を受けるにあたり、ネックになること」を複数回答で答えてもらったところ、「検査費用が高い」(54.0%)、「検査結果が不安」(32.0%)、「検査に行く時間がない」(29.0%)といった回答が上位に並びました。

次に、「受検したことがあるがん検診」を聞いたところ、男性は「職場でのがん検診」(31.3%)、「人間ドックやオプションのがん検診」(27.3%)、女性は「市区町村の住民がん検診」(46.7%)、「職場でのがん検診」(41.3%)が上位となりました。

また、「がん種ごとの受検率」については、男性(150人)は「胃がん」(34.7%)が最も多く、次いで「大腸がん」(34.0%)、「肺がん」(29.3%)が続きました。

一方、女性では「乳がん」(55.3%)が最も多く、次いで「胃がん」(37.3%)、「大腸がん」(36.0%)と続き、「乳がん」の受検率が高いことが分かりました。なお、全てのがん検診において、年代が高くなるにつれて受検率が高くなっていることも明らかとなっています。

ちなみに、がん検診を受検したことがある158人に対して、「がん検診を受診したきっかけ」を複数回答で教えてもらったところ、「健康診断のオプション」(34.8%)、「年齢的に気になった」(31.6%)、「親族や知人ががんになり自分も気になったから」(28.5%)などが上位に挙げられました。

また、家族にがん経験者がいる層/いない層別にみると、家族にがん経験者がいる層は、「親族や知人ががんになり自分も気になった」(44.2%)が最多となった一方で、家族にがん経験者がいない層では「年齢的に気になった」(40.3%)が最多となり、家族にがん経験者がいることが受検のきっかけ影響があることがうかがえました。

続けて、全回答者に対して「がん検診を受けるメリット」を複数回答で答えてもらったところ、「早期発見によるがん死亡率の低下」(70.0%)が圧倒的に多くなったほか、「安心して生活できること」(41.3%)、「自身の健康状態を把握するために必要だと思う」(40.3%)といった回答が挙げられました。

最後に、「がん検診の理想の受検頻度」を教えてもらったところ、「1年に1回」(47.7%)が最多となった一方で、「特に受けたいと思ってない」(31.3%)という人が約3割いることが分かりました。

これを家族のがん経験者の有無でみると、家族にがん経験者がいる層では、約半数の人が「1年に1回」(50.7%)と答えているのに対して、家族にがん経験者がいない層では、4割弱の人が「特に受けたいと思っていない」(38.0%)と答えたそうです。

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【出典】
▽Craif調べ

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