年収800万円以上の人の「年収と手取りの差」はどのくらいあるのでしょうか。年収800万円以上の全国の働く男女1008人を対象に「年収800万円以上の人の節税事情」に関する調査を実施したところ、「所得税を減らすための節税対策を行っている」と答えた人のうち、約4割の人が「100万円未満」と回答したそうです。
株式会社和上ホールディングス(大阪市北区)が、モニター提供元の『ゼネラルリサーチ』と共同で、2023年9月にインターネットで実施した調査です。
調査によると、58.2%の人が「所得税を減らすための節税対策を行っている」と回答。「節税対策を行っている」と答えた587人に「行っている節税対策」を複数回答で答えてもらったところ、「生命・災害保険料控除」(65.3%)、「寄附金控除(ふるさと納税など)」(64.2%)、「医療費控除」(48.6%)といった回答が上位に並び、主に「控除」を利用して節税対策を行っている人が多いことが分かりました。
さらに、「その節税対策を選択した理由」についても複数回答で答えてもらったところ、「一般的な方法だから」(54.2%)、「リスクが低いから」(34.1%)、「資産活用ができるから」(30.7%)といった理由が挙げられました。
回答者からは、「節税しつつ地域を応援できるから」(40代男性)、「リターンが良さそうだから」(60代男性)、「税理士からの助言」(60代男性)といった声が寄せられています。
次に、「前年の年収と手取りの差」を教えてもらったところ、「100万円未満」(40.4%)が最多となったほか、「200万円以上~300万円未満」(15.3%)、「400万円以上」(13.0%)、「100万円以上~150万円未満」(12.4%)、「150万円以上~200万円未満」(11.4%)という結果となり、およそ3割の人が200万円以上の税金を引かれていることが分かったそうです。
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【出典】
▽株式会社和上ホールディングス
https://wajo-holdings.jp/