10月2日、ジャニーズ事務所が開いた記者会見で、30年来のジャニーズファンを自称する女性ライターが質問に立ち、マスコミのジャニーズ報道に対し、「(ジャニーズ事務所への)イジメじゃないか」「それこそ人権侵害」とメディア批判を展開する一幕があった。
ライターを名乗る女性は質問で「私は30年来のジャニーズの大ファン」「いろんなグループのファンクラブに入っておりまして」「事務所のメンバーのみなさんにも取材させていただいてきました」などとジャニーズファンであることを自己紹介し、「いまの(ジャニーズ)報道で私が気になっているのは、『私たちファンも加害者』みたいな言われ方をしているのがとっても心外」とジャニーズ報道に牙をむき始めた。
ジャニーズがスターを生み出す手法について、「ジャニーズのスターシステムは応援システム」「ジュニアが成長するのをファンが支える」「ファンが手紙を出したりリクエストしたりしてデビューしていく」「ジャニー(喜多川)さんが気に入った人が全員デビューしているわけではない」などと持論を展開した。
そして、「(マスコミに)推測だけでいろいろ書かれて、性犯罪者が作った事務所のメンバーを応援している、お前たち(ファン)も性加害を容認しているじゃないか、というようなことを言われることが大変心外。マスコミが一斉に攻撃するのはイジメじゃないか。それこそ人権侵害じゃないかと思っている。CMのこととかでも…」などとマスコミ批判を展開し、司会者から「すみません、ご質問を端的にお願いします」と指摘を受けた。
女性ライターは気を取り直し、「言いたいことは、私たちファンが事務所を支えていることは、事務所のみなさん知っていらっしゃると思う。今後、ファンに対してファンファースト、アーティストファーストということで、ファンに対してはどのように対応していくのかと、対策をどう考えているのか教えてください」とファン目線の質問を繰り出した。
東山紀之新社長は「長い間、応援していただいてありがとうございます」と礼を述べ、「新しい体制はファンと一緒に作っていきたい」などと抱負を語った。