同じ値段なのに…ケチャップ容器が超スリム化!変わり果てた姿にビックリ 容量を減らした意外な理由

渡辺 陽 渡辺 陽

物価高の影響で、ポテトチップスなどお菓子の内容量も少なくなりました。aokyoさん(@aokyo)は、あるものを買って驚いたそうです。

「いつも使ってるケチャップの姿が変わり果てていて、なにこれ!?間違えた!?ってなった。値上げしないで容量を減らすにしてもこれはないよー」と、X(旧ツイッター)に画像を投稿。

そこには、同じ商品の前の容器とaokyoさんが買った容器が並べられていました。リプ欄には、

「これは叫びますね!でもこのナガノトマトのケチャップ、他のに浮気できないくらい美味しいんですよねぇ…」

「ずいぶんとお痩せに…」

「こういうの見るたび、それなら値上げしてくれよ…って思う」

「むしろケチャップ全然使う機会少なくて、引っ越して1回も買っていないので、逆に容量めっちゃ少ない方が買うかもしれない」

などの反響があり、「いいね」は3.9万件にもなりました。

aokyoさんにお話を聞きました。

ーー買う時は分からなかったのですか。

「包装の絵に隠れていて全くわかりませんでした。開封して驚きました」

ーー内容量はだいぶ違いますか。

「以前の商品(画像左)は250-260gでした。既に空でわかりませんが、水を入れて計測すると260ccでした。新商品の量はたった190g、少な過ぎます」

ーー値上げしてくれた方がマシという気もしますね。

「内容量が少ないと購買回数が増えるため、容量を変えずに値上げしてくれた方が企業を支持できます。逆にそれほど使用頻度が高くない家庭には、少なくなることはポジティブかもしれません」

メーカーのナガノトマトに聞いたところ、実はこの商品、物価高のために容量を小さくしたのではないそうです。

「『信州生まれのケチャップ 国産つぶ野菜入り』規格変更の背景ですが、近年は農業従事者の高齢化や後継者不足によるトマト生産者の減少が続いており、併せて異常気象に見舞われることが多くなっているため、トマトの収穫量が年々減少の傾向にあります」

「弊社としましても、トマト生産者の確保のために、原料トマトの買取り価格の見直しなど様々な振興策を行ってまいりましたが、ケチャップをつくるための原料確保が厳しい状況が続いております。そのような中、今までご愛顧いただいているお客様に今後も安定的にお届けするために、やむを得ずボトルの規格を変更して供給できる本数を維持しました」

国産トマトの生産量減少が原因だったのですね。筆者も同じケチャップを買っていたので使ってみたのですが、ナポリタン2人分で約3分の1を使いました。トマトだけでなく、国産の農産物が安定して供給されるといいですね。

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