「バンコクに戻るとき大体こうなる」
写真には、開いた状態のスーツケースに日本の食品がびっちり。見えているだけでもカップラーメンが複数種20個以上、袋ラーメン、米菓、スナック菓子、レトルトカレー、レトルトお味噌汁、調味料にウイスキー…とそのラインアップも豊富です。大量の食品が美しく並び、スーツケース内を埋め尽くしています。
mufuさん(@Thai_Contents)がXに投稿したこのスーツケース写真に沢山の反響があり、
「綺麗なパッキングですね」
「わかるーそして気付くと何も残ってないんよなー」
「カップ麺の上下互い違いスゴイ分かる!詰め方検定段位所持者ですね」
「我が家では日本製のカップラーメンはご馳走でした」
「日本のインスタント食最高ですよね」
「勿体なくて食べられず賞味期限が迫ってくる」
「チューブのおろし生しょうがを入れてる辺り、プロですな」
など、渡航経験豊富な方や駐在経験のある方にとってはお馴染みの光景のよう。
バンコクで会社勤めをしているというmufuさんにお話を聞いてみました。
実は、大半が会社のタイ人スタッフや友人に配る分です
――スーツケースが食材で埋まっていますが、容量は?またご自身の荷物は?
90Lサイズです。衣類や書類などはこの食材の間に緩衝材がわりに入れます。スーツケースの中でクッションがわりになってます。
――なるほど、ここに全て収めるのですね!パッキングのコツは?
縦型のカップ麺を互い違いに入れてスペースの無駄をなくすことがコツかなと。きっと何度か海外渡航をしている経験の中で上達したのだと思います。逆に失敗した経験も沢山あって。以前ワインボトルを持ち帰る際に、緩衝材として洗濯物を巻きつけて運んだら、カバンの中で割れてしまい、ワインまみれになってしまいました。
――経験を積んだ上でのパッキング術なのですね。「カップヌードル」が多く入っているのでお好きなのかな?と。
日本でもトムヤムクン味の日清カップヌードルが人気ですが、タイにも現地の日清カップヌードルが実はあります。しかし…シーフード味はあるものの、オリジナル味のラインナップが無いのでやはり欲しますね。
――持ち帰った食品は主にどういった場面で食すことが多いのでしょうか?
実は、大半が会社のタイ人スタッフや友人に配る分なんです。タイでは日本食がとてもポピュラーで、ラーメンや日本のカレーが好きなタイ人も多く、特にタイで買うことの出来ない種類のカップ麺やカレーメシ、お菓子などはとても喜んでもらえます。タイ人の旅行先で日本がかなり上位の候補に入るように、日本の食事や文化のファンであるタイ人が私の周りにも多いですね。
――なるほど!日本食好きな現地の方に配るのですね!それは喜んでもらえそうです。そうするとこの量はすぐに無くなってしまうのでは?
はい。お土産で大半は無くなります。手元に残った日本食ももったいなくてなかなか食べられず、もったいつけた挙句に賞味期限が近くなって慌てて食べるケースが結構ありますね。
――現地での日本の食品の価格は?
日本の食材を購入できるスーパーはバンコクに沢山ありますが、現地の価格は日本の2~3倍しますのでこうなってしまうのです。
――外食も多いですか?
外出先ではほとんど外食です。東南アジアは屋台や街の食堂が安いので気楽に利用できます。ただ外食中心になりますと、どうしても野菜不足になりがちになりますので自宅にいるときは簡単な自炊をするように心がけています。
――次の日本帰国時に食べたい、タイに持ち帰りたいものなどは?
今回、日本の鰻を食べて帰るのを忘れていました。次回帰国時に食べに行きます。
mufuさんは、Xでタイ生活での食事や日常の風景などを投稿中。どの写真からも現地の空気感が伝わってきます。
■mufuさんX https://twitter.com/Thai_Contents