大容量のヨーグルト、保管するとき「中ぶた」は必要? 「避けたい置き場所」冷蔵庫の中に2カ所もあった!

金井 かおる 金井 かおる

 400g入りなどの大容量のヨーグルト。購入後、容器のふたを開けると、銀や白色のシール状のふたが現れます。この中ぶたの扱いは人によってまちまちのようで、一気にはがして捨てたり、途中まではがして残していたり。そもそも冷蔵庫で保管する上で必要なのでしょうか。また冷蔵庫の中でおすすめの保管場所は。メーカーに聞きました。

開封後は「役割を終えている」

 「ナチュレ 恵 megumi」シリーズを販売する雪印メグミルク(本社、東京都新宿区)の商品担当者によると、同社ではこの中ぶたを「中フタ」、容器の外側のふたを「上フタ」と呼んでおり、「中フタは、アルミとプラスチック(ポリエチレン)の複合素材です」。

 開封するまでに大きな役割があるそうで、「上フタには密閉性がありませんので、中フタで開封前の商品の衛生性や密閉性を担保しております」。

 開封後は捨てるか残すか。どちらが正しいのでしょうか。

 「開封後は役割を終えております。どちらの方が良いというものはなく、お客さまの使い勝手が良い方で保管してください」(同社商品担当者)

「避けたい置き場所」2つもあった!

 大容量のヨーグルトは、何回かに分けて食べることがほとんどです。開封後、冷蔵庫で保管するときの注意点は。

 「開封後は、お早めにお召し上がりください。開封後はにおいの移りこみや衛生性の観点から、上フタをしていただき、横倒しにならない場所に保管してください」(同社商品担当者)

 さらに、冷蔵庫の中でも避けたい置き場所が2つあるといいます。それは、ドアポケットと冷気の吹き出し口近く。

 「揺れが多いドアポケットは避けていただくことをおすすめいたします。強い振動によってヨーグルトの組織が崩れ、水分(乳清)が浮いてくる恐れがあるためです。また、冷気の吹き出し口近くでの長時間の保管も避けてください。強い冷気によって凍ってしまい、組織が分離することがあるためです」(同社商品担当者)

     ◇

 まいどなニュース編集部ではこれまで、マーガリン、味噌、ヨーグルトの中ぶたの取り扱いについて調べてきました。マーガリンの中ぶたは残す。味噌の上の紙は捨て、代わりにラップで覆う。そして今回のヨーグルトは、残しても、捨ててもいいーーということが分かりました。ほかにも日常の中の素朴な疑問があれば、まいどなニュース編集部までお寄せください。

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