なかやまきんに君が出演し話題の日清『カップヌードル担担』CM・ザクザクコリコリ篇。
ジャングルの池の中からきんに君があらわれ、ひたすら「タンターン! ザクザク、コリコリ」と叫び続けるシュールな映像だが、これには元ネタがある。そう、30代後半以上の方なら覚えていると思うが、これはセットからフレーズのアクセントまで、ピップが1991年に発売した栄養ドリンク『ダダン』のCMそのものなのだ。
アメリカで活躍する女子プロレスラー、レジー・ベネットを起用。「ダッダーン!ボヨヨンボヨヨン」という謎の流行語を生み、当時筆者の通っていた小学校でもみんな大好きだったあのCM…。カップヌードルのオマージュCMを見て、約30年前の懐かしすぎる感覚に襲われながらSNSのタイムラインを眺めていると、まさにそんな気分にベストマッチする漫画が目に入った。
都会の生活に疲れはてた女性が空想の中で「ダッダーン!ボヨヨンボヨヨン」と叫び束の間の安らぎを得る…ただそれだけのストーリーで、特にバズっているわけでもないのだが、やけに心にしみるこの作品。作者のジョン・テンダさんにお話をうかがってみた。
ーー放送当時、「ダッダーン」のCMをどう受け止めておられましたか?
ジョン:ものすごい流行っていて毎日真似をしてて親に怒られた記憶があります。
ーー今回、カップヌードルのオマージュCMを見たご感想をお聞かせください
ジョン:なぜ今「ダッダーン」なんだろう?と思いました。文字のフォントとか昔のCMに似せて凝ってるなと思いました。
◇ ◇
バズってるわけでもない投稿に取材が来たことに驚いていたジョンさんだったが、それほどに特定の世代にとって『ダダン』CMのインパクトは大きい。みなさんは『カップヌードル担担』CMを見てどんな感想を持っただろうか。
なおジョンさんは現在、BOOTHでさまざまな作品を販売中。特に『にこらてすらの寄せ集め』には今回紹介した漫画も掲載されているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
ジョン・テンダさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/john_tenda
BOOTHアカウント:https://johntenda.booth.pm/