“自由すぎるデイリーヤマザキ”がSNS上で大きな注目を集めている。
「自由すぎるデイリーヤマザキ見つけた」と件の店舗内部を写真で紹介したのはキョンさんこと写真作家の野口恭平さん(@kyon_K4)。
「スタミナをつけろ!イスで殴られても大丈夫だ!」と書かれた謎の手書きポップ、ビニールを貼りあわせて作った電話ボックスのオブジェ、往年の横綱・北の湖関の写真、松田聖子やチェッカーズのグッズ……
まったく統一感のない装飾がほどこされた店内はまさに「カオス」の一言。オーナーごとに比較的自由な経営が許容されるデイリーヤマザキだが、ここまで個性的な店舗は前代未聞だ。
野口さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「異世界のデイリーですか?行きたい」
「ビレッジヴァンガードみたいですね〜。このカオス感。」
「昭和と平成と令和、近代日本のエンタメが集まってる気がするレベル」
「デイリーは他のコンビニに比べて規約がかなり緩いらしいがこれは凄い」
など数々の驚きの声が寄せられている。
投稿者に聞いた
野口さんに話を聞いた。
ーーこのデイリーヤマザキはどちらの店舗ですか。
野口:デイリーヤマザキ新潟大島店です。
ーーこの店を訪れた経緯やご覧になっての感想を。
野口:新潟旅行をした際、途中で富山にある伝説のローカルコンビニ「立山サンダーバード」に立ち寄ったのですが、その時ローカルコンビニって面白いという事に気づいてしまって、この先立ち寄れそうなローカルコンビニはないかと検索してみたらこちらの店舗を見つけました。想像以上に異空間で、昭和と平成と令和が入り混じったテーマパークのように感じられ、はしゃいでしまいました。どのオブジェも一つ一つ心を込めて作られており、お客さんを楽しませようという姿勢がとても感じられました。X(旧Twitter)で写真を載せられていない楽しいものもまだまだたくさんありますので行ってみて確かめていただきたいです。
ーーオススメの商品はありましたか?
野口:この店のオリジナルなのか他では見たことない「たこ焼き串」と新潟企業が作っているポップコーンを買って帰りました。
ーー個性的な店舗が生まれやすいデイリーヤマザキについて。
キョン:全国どこにいっても同じというのも素晴らしいと思うのですが、このような個性溢れる店というのは、もはや観光地となり得ると思います。実際個性がなければこの店に立ち寄ることもなかったので、この店が愛されているのはデイリーヤマザキの寛容さと、オーナーさんの努力の賜物だと思います。
ーー投稿の反響への感想を。
野口:私と同じようにテーマパークのようだとわくわくしている方、平成初期のポスターに懐かしさを募らせる方、オリジナルメニューの味を想像する方などさまざまな方がおられましたが、みなさん楽しんでおられてたと思います。
◇ ◇
デイリーヤマザキ新潟大島店は現在、求人募集中。求人広告によると同店店長は「80年代が大好き!怒ったところを見たことがない位、おもしろく優しい店長さんです」。店舗としてもスタッフの自由や自主性を最大限尊重しており、その甲斐あって「実は話題の超個性派デイリーは定着率抜群!約40名位のスタッフさんが活躍しているデイリーさんですが、昨年の退職者は4名のみ!旦那さんの転勤や学校卒業など新潟を離れる為の退職者だけ」だそうだ。ご興味ある方はぜひ一度、店舗見学していただきたい。
なお、今回の話題を提供してくれた野口さんは現在、「写真表現講座」を開催中。二科展最高賞を受賞したキョンさんの指導を受けられるまたとない機会なので、初心者の方から写真家としての展開を模索する方まで、写真好きは要チェックだ。
野口恭平(キョン)さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/kyon_K4
写真表現講座:(リンク)