野ヤギが崖から石を落とすような標識の下に「動物・落石注意」の文字。ふと上に目をやると、標識と同じように崖からこちらを見つめるヤギがいた、というX(Twitter)の投稿が話題になっています。
写真を投稿したのは、東雲みょん@廃墟を旅する(@tisyaki)さん。10年ほど前から全国各地の廃墟を巡るのが趣味で、これまでに500カ所ほど訪問してその様子をブログなどで情報発信しています。
今回、東京・小笠原村の父島にある戦跡を訪れようと車で向かっていた途中、偶然標識を発見したそう。何気なく上を見たところ3匹のヤギがこちらを見つめており「ほんとにいるんだ…」と驚いたそうです。逆にヤギたちも「人間がいるな…」と、興味津々という感じでじっとこちらを見ていました。
東京都小笠原支庁のホームページによると、19世紀初め頃に小笠原諸島にヤギが持ち込まれました。家畜や食料として利用されなくなった現在も、野生化した多くのヤギが生息。東雲さんも今回、何度か目にしたといいます。
ちなみにこの看板、GoogleMapにも「観光名所」として記載が。「野山羊の石蹴り看板」という名称のようです。父島を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。