みなさんは、「実写化されていまいちだったと思うアニメ作品」といわれたらどの作品を思い浮かべますか。エンタメ情報Webマガジン『TVマガ』を運営する株式会社WonderSpace(東京都港区)が、全国の10~50代以上の男女(性別回答しないを含む)150人を対象として、2023年5月にインターネットで調査を実施した結果、1位は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』でした。そのほかの回答と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN】
突如現れた巨人の襲来を防ぐため、人類が高い壁に囲まれた街で生活するようになって100年が経った現在、目の前で巨人に母親を捕食された少年・エレンが、仲間とともに戦う姿を描くダークファンタジー。主演は三浦春馬さん。映画版は前後編の2作品が公開されました。
▽実写版の内容が原作とかけ離れていた。巨人の実写版や戦闘シーンのみを楽しむならいいのだが、原作の魅力はそこだけではないと感じてしまう。物語の構成も含めて素晴らしい作品だったので、原作へのリスペクトが少ないと感じた。
▽主人公たちは少年・少女という年齢のはずだが、キャストは大人なので違和感がある。また登場人物の改変(特にアニメで屈指の人気キャラクターであるリヴァイ兵長がリストラ)や原作との相違がひどすぎた。
【2位:DRAGONBALL EVOLUTION】
世界に散らばった七つの球を揃えると、どんな願いも一つだけ叶えてくれるという秘宝・ドラゴンボールを集める高校生・孫悟空の活躍を描く冒険活劇。 主演はジャスティン・チャットウィン。監督はジェームズ・ウォンが担当し、アメリカ・20世紀フォックスにより制作されました。
▽正直、実写化するには無理がありすぎた。世界観が人間の力を遥かに超えており、CGを使っても再現はまず無理。キャラクターも完全に漫画の顔なので、誰が演じても似合わない。
【同率2位:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない】
原作「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」を実写化。日本を舞台に、“スタンド”と呼ばれる特殊能力を持つ高校生・東方仗助が、凶悪犯から家族と町を守るために繰り広げる戦いを描く。主演は山﨑賢人さんが務めました。
▽ジョジョへの愛をまるで感じなかった。キャラ再現はそこそこ頑張っていたと思うが、いかんせんスタンド能力の絵面に迫力がなく、肝心のバトルがかなり薄味で面白くなかった。
【4位:鋼の錬金術師】
物質の構成や形を変えて別の物に作り変える錬金術が実在する世界で、幼き日に最愛の母親を亡くした国家錬金術師のエドワードと、その弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描くファンタジー。主演は山田涼介さん。映画は3作品が公開されました。
▽実写版はなかなかひどかった。演技は鬼気迫るものがある場面も多かったが、セットやCGがかなりチープな感じがして、ストーリーも簡略化されすぎてとても残念。
【5位:BLEACH】
魂魄の成仏や虚の退治を行い、現世と霊界の均衡を保つ調整者である『死神』を代行することになった高校生・黒崎一護が、自身に死神の力を与えた死神の少女とともに、悪霊絡みの騒動解決に奮闘する姿を描くバトル・アクション。主演は福士蒼汰さんが務めました。
▽原作ガン無視の怒涛の展開に呆気にとられて最後はもやっとした終わり方。原作既読かそうでないかで評価は分かれると思うが、原作が好きだった私には出来が良い作品とは言い難かった。
【同率5位:約束のネバーランド】
豊かな自然の中に建つ楽園のような孤児院・グレイス=フィールドハウスで暮らす子どもたちが、過酷な運命に抗っていくダーク・ファンタジー。主演は浜辺美波さん。北川景子さん、城桧吏さん、板垣李光人さん、渡辺直美さんらが共演しました。
▽世界観がファンタジー路線で、様々な国のキャラクターが混ざっているので、メインが日本人俳優だけだと違和感がどうしても拭えなかった。更にメインキャラクターの年齢が上がっていた事もあり『子供』の行動なら納得出来る事も『青年』ぐらいの子がやると違和感があった。
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以下、7位『デビルマン』、同率8位『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『黒執事』、同率10位『キングダム』『テラフォーマーズ』と続きました。