「仕事サボってパチンコしてたらマルハンの駐車場火事になって営業車燃えて詰んだ」。思いがけない火事で勤務先の社用車を失った営業マンの投稿から心揺さぶる展開が始まりました。「損して得取れ」「災い転じて福となす」みたいな物語です。
神奈川県厚木市のパチンコ店「マルハン厚木北店」の立体駐車場で8月20日に火災が起き、駐車場内の100台以上が被害に遭いました。同市内の自動車買取り店「車買取レンジャー」の営業担当で、Xユーザーのいむんちょ(@imuncho1616)さんが仕事に使う車もその一台でした。このやらかしは始末書だけでは済まないのでは…。いむんちょさんに聞きました。
「クビを覚悟しました」
ーー投稿した時の心境は
「完全にクビを覚悟しました」
ーー投稿後、ユーザーからさまざまな助言が寄せられました
「投稿がバズり翌日に社長に報告しました。起きたこと全て正直に伝えました」
ーー店を運営する合同会社ENDLESSの幡野弘樹社長の反応は
「最初は何かのドッキリ?と信じてもらえませんでした。その後、営業車1台失ったけれども、会社の宣伝ができるなら広告費だと思って今回の件は目をつむる。その分宣伝を、と」
ーーあらためて会社の上司や同僚に
「もう車は使用できない状態とだけ報告を受けています。今回の件は仕事で、売上で挽回します。申し訳ありませんでした」
「正直に話した方が絶対にいい」
不測の事態とはいえ、会社に与えた損害を考えると、「仕事中にパチンコをしていました」と報告するのは相当な勇気が必要だったはずです。そしてあえて大目に見ることで、いむんちょさんの奮起を促した幡野社長の懐の深さ。この件が話題になり車買取レンジャーの店名が拡散したからか、今回の駐車場火災で被害に遭った車のオーナーから査定の依頼が寄せられているそうです。
胸熱の展開にSNSでは「俺も仕事のミスとか失敗は腐る程したけど、下手に"隠蔽工作"をするのではなく、正直に話した方が、絶対に良いですね。正直な人が稀有な中で、感動的に良い話。正直な人は貴重」「嘘をつかないで正直に言ってくれた従業員を大事にしてくれてる良い社長だね」「社長、この判断はすばらしいなぁ」と事の成り行きを見守っていたユーザーが胸をなでおろしています。よかった…。
自動車買取り店「車買取レンジャー」を運営する合同会社ENDLESSはレンタカーや中古車販売も手掛けてます。
サイトはこちら→https://kaitoriranger.com/