多摩川で発見されたカニカマみたいな石がSNS上で大きな注目を集めている。
「ヘンテコな石(?)を発見 もとは何だったんだろう」と件の石を紹介したのは「多摩川を愛でる会」のXアカウント(@TamagawaLovers)。
白と鮮やかな朱色のツートンカラーで丸く、やや平べったい形をしたこの石。
あまりの鮮やかさに心奪われたという多摩川を愛でる会の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「カニカマ…もしくは蒸しエビですかしら…」
「たぶん皆さん思ってる カニカマ!!」
「カニカマの化石?」
「鱒寿司」
「そんな可愛い石がこれまで誰にも拾われずによくぞ。」
など数々のコメントが寄せられている。
投稿者に聞いた
多摩川を愛でる会にお話を聞いた。
ーーこの石を発見された経緯、発見された際のご感想をお聞かせください。
多摩川を愛でる会:いつも通り早朝の多摩川河川敷を散策していたら、急に視界に鮮やかな朱色が飛び込んできました。明らかに普通の石と違うので、思わず手にとって見ると、角がきれいにとれたフォルムでとても美しかったんです。あまりに美しいので「これははたして石なのか?」と疑問に思ってツイートしてみました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
多摩川を愛でる会:正体は「カニカマの化石」とか「鱒(ます)寿司」というコメントが多く、なんだかとてもほっこりした気持ちになりました。発見した当時、僕はカニカマとか思わなかったのですが、たしかに写真を見返してみると、間違いなくカニカマですねこれは。
一方で、有力な情報として、昭和に子どもたちが遊んだ「豆けり」という玩具では?というコメントがありました。一緒に送って頂いた参考画像を見ると、発見した石と瓜二つだったので、これはカニカマでも鱒寿司でもなく豆けりだ!となりました。
豆けりという存在そのものを知らなかったので、親切に教えてくださったことにとても感謝しています。この豆けりも、昔、小さな誰かが蹴っていたのかな…と思うと、なんとも言えないしみじみとした気持ちになりました。
◇ ◇
このカニカマ石はいったいどんな経緯で多摩川の川べりにたどり着いたのだろうか。思いを馳せるとなんだかロマンを感じる話題だった。
なお、多摩川を愛でる会が運営するウェブショップ「多摩川グッズストア」では多摩川流域の風景を描いた手ぬぐいや、ランニング、散策にぴったりのTシャツなど、多摩川をモチーフにした様々な「多摩川グッズ」を販売している。多摩川が全長138kmであることにちなみ、売上の1.38%はライフジャケット寄付など多摩川のために役立てているということなので、ご興味ある方は是非チェックしていただきたい。
多摩川を愛でる会関連情報
X(旧Twitter)アカウント:https://twitter.com/TamagawaLovers
公式サイト:http://tamagawalovers.com/
多摩川グッズストア:https://tamagawagoods.com/