無限増殖できちゃうかも?これからも楽しめる、おすすめのキッチンハーブ

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とても暑くて、水分補給にも心を配るこの時期。育てている植物も、気をつけないと干上がってしまいそうですよね。また、「植物を育てるのは難しい」と苦手意識を持っている方も多いかと思います。
そこで今回は、スーパーなどで手軽に購入できる、使いやすい人気のハーブ、『バジル』と『パクチー』を、苗や種から育てずに、食べながら育てる、簡単な方法をご紹介します。可愛らしく爽やかな緑色に癒されてみてはいかがでしょうか?


バジルを育ててみよう!

バジルはシソ科のハーブです。細かくは様々な種類があるのですが、スーパーで見かけるものの多くは『スイートバジル』という、イタリア料理でよく使われている品種です。少し甘みがあり、爽やかだけれどもまろやかな深みも感じられる味で、柔らかな葉が特徴です。爽やかさとコクがあるので、チーズやナッツ類と好相性です。

☆育て方☆
買ってきたバジルの先端部分の新芽ともう2、3枚の葉を残して、先端からおよそ4、5cmのところで茎を切り落とします。縁のある皿や瓶など、切った場所から1cm程度が水に浸るようにして、挿しておきます。水は毎日、替えてください。
強い日差しに弱いので、直射日光ではなく、半日陰の場所を選びましょう。
1週間ほどで茎から根が伸びてきます。
根が3、4cm程伸びてきたなら、土に植えることもできます。その際は培養土を利用するのがおすすめです。
根がしっかりと出たら、先端の新芽を摘み取りましょう。伸びようとする成長点がなくなることで、脇芽が出て、葉が増えていきます。花芽がついても、同様に摘み取りましょう。花芽がつく頃、本来は花が咲く直前が最も香りが強くなります。


たくさんになったら作ってみよう!

複数の茎でぷっくりした葉がたくさん収穫できるようになったら、ぜひ、バジルソースを作ってみてください。パスタや、ソテーしたチキンや魚、茹でた野菜など、和えるだけでも美味しいソースです。またアボカドと和えて、トッピングソースへアレンジしても絶品ですよ!
多めに作って、作り置きに!冷蔵庫で1週間程度、冷凍だと1ヶ月程度、保存ができます。使いやすい分量で、小分けにしてから保存するのがおすすめです。

<材料>
バジルの葉 25g
にんにく 1片
カシューナッツ 15g
オリーブオイル 大さじ2
塩 ふたつまみほど
こしょう 少々
粉チーズ 大さじ1

<作り方>
1. にんにくは、皮がついたままトースターで5、6分焼きます。焼き上がったら、皮を除き、潰します。
2. バジルは茎などを除いて、細かく刻みます。
3. カシューナッツも細かく刻みます。
4. 全ての材料をボウルなどでしっかりと混ぜ合わせたら完成です。


パクチーを育ててみよう!

パクチーは香菜(シャンツァイ)やコリアンダーとも呼ばれ、アジアだけでなく中東や欧米など、広く世界で使われているハーブのひとつです。独特な青い風味があり、パンチのある味が特徴です。臭みがあるような肉や魚料理、濃厚な味のカレーなどと好相性です。

☆育て方☆
買ってきたパクチーの根から5cmくらい茎を残して上の部分を切ります。普段捨ててしまうような下の部分を育てることができるので、エコですね。根の付け根が浸るくらいの水に挿しておきます。水は毎日、替えてください。
暑い時期に育つ植物ですが、夏の強い直射日光は苦手なので、カーテン越しの柔らかい日差しが当たるような場所や半日陰に置きましょう。たくさんの細かい根が生えてきたら、土に植えることもできます。
次々に新芽が出てきますが、元の買ってきた時のような大きさに育てるのは大変難しく、新芽が出て4、5cm程度に育ったら収穫しましょう。温度が高いと香りが増します。


たくさんになったら作ってみよう!

なかなか一度に収穫しにくいパクチーですが、スーパーなどで売られているのを見て、「こんなにたくさん使えない」と購入を躊躇う人もいるようですので、食べやすいソースの作り方をご紹介します。作ったソースは冷蔵庫で2、3日ほど保存ができます。冷凍庫であれば1ヶ月ほどで食べ切るようにしましょう。こちらも、使いやすい分量で、小分けにしてから保存するのがおすすめです。焼き魚や厚揚げ、この時期によく食べるそうめん、冷奴や蒸しなすなどにトッピングするのがおすすめです。素材を楽しむようなシンプルな料理に辛みと爽やかさを足してくれます。

<材料>
パクチー 30g
しょうが 1片
青唐辛子 1本
サラダ油 大さじ3
ナンプラー 大さじ1.5
レモン汁 大さじ2
松の実 大さじ1

<作り方>
1. パクチーは茎ごと細かく刻みます。しょうがは皮を除いてみじん切りにします。青唐辛子は種とヘタを除いて、みじん切りにします。
2. 全ての材料をしっかりと混ぜ合わせたら完成です。

様々な植物を育てることができる水耕栽培。目にも鮮やかな夏の緑、爽やかな夏の味を、ぜひ!

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