「親父さんとは生前懇意にしてて」突然の訪問→遺品のコレクションを勝手に仕分け 家族が亡くなったときの注意喚起が話題「うちにも来ました」

門倉 早希 門倉 早希

家族が亡くなったときに訪れる多数の手続きや遺品整理の時間。そんな混乱に乗じて、故人の遺品やコレクションを目的に近づいてくる人もいるといいます。

X(旧Twitter)でぼるしち(@kj94444018)さんの投稿に注目が集まっています。ぼるしちさんの投稿は、「『親父さんとは生前懇意にしてた』って寄ってくる人には気をつけて欲しい 義理の父亡くなった時に危なかったんすよ プラモデルとガレージキットとか6畳+8畳間の二部屋分くらい溜め込んでたんで、知ってた奴等が回収しに来て」「ピンチで焦ってる時は見分けが難しいんですよねぇ…w」というもの。

投稿には1.7万ものいいねがついており、「うちにも来ました」「生前懇意にしてたからって遺品を回収していくのか」「よく聞く話だ…」と反響を呼んでいます。ぼるしちさんに投稿についてお話を聞きました。

家にあがるやいなや…「漁ってるぞ!」

投稿の内容は数年前の出来事。奥さんのお父さん、ぼるしちさんから見て義理のお父さんが亡くなったときのことでした。義父が生前集めていたコレクションは膨大な量で、亡くなった後に「生前懇意にしていた」と人が訪ねてきたといいます。

人が亡くなった直後は諸々の手続きなど、悲しむ間もなくバタバタと混乱することもしばしば。そんななか「コレクションの整理を手伝う」と訪ねてきたこともあり、義理のお母さんはその人を家にあげたといいます。すると家族に許可を取ることもなく、義父のコレクションの仕分けを始めました。

故人の交友関係を完全に把握するのは難しく、突然の訪問や仕分け作業に家族が戸惑うなか、助けてくれたのは本当に懇意にしてくれていた人々だったそうです。

「(義父と)毎週末集まって一緒にゲームをして酒飲んでた様な、本当に懇意にしてた方々が来てくれて、『漁ってるぞ!』と警察を呼んでくれました」と、ぼるしちさん。結果、最初に訪ねてきた人は義父と「仕事柄うすーい付き合いのあった同業者」と発覚したそうです。

その後も、義父が仲良くしていた仲間たちに大いに助けられたそう。「(コレクションを)取り返すのも保管するのも、その後適正な価格で売却するのも、全て本当に懇意にしてくださってた方の仲間が手伝ってくれて助かりました」とぼるしちさんは感謝の気持ちを語ります。

SNSで大きな反響を受けたことについては、「頂いた反応の中には『ウチも似た事あった!』みたいな反応がとても多くて、弱みにつけ込む人間って案外沢山居るんだなと思いました」と語りました。

投稿には、「生きているうちに家族と相談しておかないと」「宝石、蔵書、車・バイク、オーディオなどもよく聞きます」「故人に貸していたものがあるってのも常套句」と様々な声が。コレクションや趣味関連用品などのその後について、前もって家族と話し合っておくのもよいかもしれません。

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