7月29日に都内で開かれた隅田川花火大会。過去最多となる約103万人の人出でにぎわったが、SNSでは首都高速道路の道路脇に車やバイクを止めて見物する人らの動画が拡散され、批判の声が強まっている。
話題になっている動画では、ワンボックスカーや2人乗りバイクなどが道路脇に止まり、花火を眺めている。
首都高速道路株式会社によると、こうした行為はコロナ禍以前からあったようだ。未然に防ごうと、当日は会場近くの「向島線」を通行止めにしたほか、それ以外の路線についても警視庁高速隊と連携して巡回。止まっている車両などがあれば移動するよう促していた。
同社によると、動画が撮影されたのは中央環状線とみられる。「できるかぎりの対策はしていたのですが…」と話す担当者。前提として、首都高は駐停車禁止であることを強調し「今回のように車両を止めて花火の見物、写真撮影をすることは交通違反であるばかりでなく大変危険。重大事故を誘発しかねない」と注意喚起する。
SNSでは「よくこんなことできるな」「高速の路肩に止めることがどれだけ危ないか知らないのか…」「他の花火大会でもやってる人を見るけど、絶対にやめてほしい」といった声があった。