へその緒がついたまま遺棄されていた子猫
華ちゃん(8歳・メス)は、2014年9月15日、赤ちゃん猫の時に捨てられ保護された。まだへその緒が付いていたという。保護主は、哺乳瓶を使って猫用ミルクを与えて育てた。
福島県に住むYさんは、幼い頃から猫が大好きだった。
「小学生くらいから困っている猫を保護してあげたいと思っていました。でも、実家では猫を飼えなかったのです。家庭を持ってから、積極的に猫を飼おうと思っていたわけではないのですが、ある日、譲渡サイトを見ていたら、たまたま近所の人が里親を募集していたのです」
Yさんは、見るだけのつもりだったが見学に行った。
「華を抱っこしたらきゅーっと胸元にしがみついて、見上げてくるお顔に心臓を撃ち抜かれそのままお持ち帰りしました(笑)」
インスタでは親バカ丸出し
当時、華ちゃんは生後2ヶ月くらい。ネズミのようにうろちょろして可愛かったという。
「保護主さんから華を託され、家に帰るまでは大声で鳴いていましたが、家に着いてからは興味津々でいろんなところの匂いを嗅いでいました」
華ちゃんは、猫用ミルクとペットフードで育ったからなのか、全く人間の食べ物に興味がない。
「お刺し身の匂いを嗅いでもイカ耳になりますし、ケンタッキーに後ずさりしたのにはさすがにびっくりしました(笑)」
性格は、蝶よ花よと育てたので超お嬢様。一声上げれば下僕がなんとかすると思っている。好きなことは、クローゼットの収納スペースとか段ボールとか、狭いところに入ること。そこが秘密基地のようになることもしばしばある。
キャリーもお気に入りでよく中で寝ているが、病院に行く時はなぜか勘づいて絶対に入らない。
「うなぎのようにぬるぬるするので毎回大変です」
華ちゃんを迎えてYさんは、毎日が特別になったという。
「家に帰るのが楽しみだし、私幸せだなぁって思います。いつも何もかもが可愛くて愛おしくて感情が爆発しています(笑)。インスタでは我が子自慢をしまくっているのですが、フォロワーさん達が共感してくれるので嬉しいです。普段はこんなこと言えませんからね(笑)」