かわいい猫のお願いを、聞いてあげる漫画が話題です。まぁ…全部自分でできるの、知っているんですけどね。漫画を描いた松本ひで吉（@hidekiccan）さんにお話を聞きました。
松本さんは、結婚して旦那さんが連れてきた猫のガーラさんと一緒に暮らしています。ガーラさんは、陽気でおしゃべり、注目してもらいたがりの女の子。これまでも、箱に入って見て見てアピールをしたり、目の前で可愛らしくゴロンとしたり、女子会に眠気と闘いながら参加しようとしたりと、女子っぽい行動が描かれてきました。
今回の漫画「女子力のきわみガーラさん」では、ガーラさんの願いを気がついたら聞いてあげちゃっている松本さんが描かれています。
ある日、ガーラさんに「ニャッ」と呼び止められる松本さん。どうしたのかとついて行ってみると、扉の前で開けて欲しそうです。さっそく松本さんはドアを開けて、ガーラさんを部屋に入れてあげますが、「うち、ネコ用ドアついてるけどね」しかも「いつも自分で入ってるの知ってるけどね」と独言。
ほかにも、家具の上で「おろして欲しいの」と鳴いているとおろしてあげるけど、自分でいつも降りているのは知っているし、洗面所の引き戸も開けてあげるけど、開けて欲しくない時も開けているのを知っています。
そんなガーラさんを見て、「かたーい。開けて♡」とペットボトルを差し出していたすごくモテた友人を頭に思い浮かべる松本さんなのでした。
「うちもこのタイプ 急にソファから降りられなくなる🐈」
「猫はオスでも女子力高い…。」
「甘え上手🥰」
「あざとい🥹」
「実家で買っていた猫も、コタツの出入りは自分でできるくせに人間がいるとめくってもらってました」
こんな共感と、「私も…開けてあげる方（ドアも蓋も）の女子でした…」「か弱さの演出ね（メモメモ）」「これがモテの秘訣…！ ガーラ先生！勉強させていただきます！！」「ガーラさんの女子力羨ましい🙏🏻🙏🏻」などと、持って生まれた女子力が羨ましいというコメントも寄せられて、漫画のツイートのに７万の「いいね」がついています。松本さんにお話を聞きました。
──ガーラさんかわいいですね！ 松本さんもついついお願い事を聞いてあげちゃう感じなのですか？
そんな感じです。クローゼットに入りたいと言われる時もあり、心を鬼にしてお断りせねばと思うのですが…やっぱり入れてあげちゃったりします。
──すごい！ ガーラさんの女子力の高さに、感心してしまいますね。
感心しつつも、反対に不器用で朴訥だった猫さまのことを思いだして胸がきゅっとなります。
──２月に亡くなった猫さまは、甘えられるようになるまで１０年もかかったんですものね…。松本さんにだけでなく、ガーラさんは旦那さんにも女子力発揮ですか？
赤ちゃんが来てから、嫉妬はしないものの私にもかまってよぅと、遠巻きに夫に声をかける事案が多発しています。えらい女子力を感じます。
──赤ちゃんの存在を意識しているガーラさんにも、健気さを感じますね（松本さんは、出産されたことを６月末に発表しています）。リプ欄を見ると、女子力というより猫力のような感じで、そこがまた猫の魅力と感じられている方が多いようです。
うまいことやっているようで実は一生懸命だったり。すましているように見えて気を使っていたり。なかなか奥深さがあるのではないでしょうか猫は。年とともに人間味が増すところも素敵ですね。
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