捜索3日目、軽ドライバーの飼い主行方が分からず…保護団体、猫7匹を里親募集へ
そして捜索3日目になり、ドライバーが勤めていた職場の同僚から山下さんのところに連絡がきたといいます。
「同僚の方から行方不明になった飼い主さんの猫7匹についてのご相談でした。飼い主さんのご自宅に猫たちだけが置き去りになってしまい、身内の方から猫のことを頼まれて同僚の方が毎日お世話に行っているとのこと。行方不明になって3日目になり、お元気で戻ってくることは難しいんじゃないかと…戻ってくることがなかったら、猫たちをどうしたらいいかととてもご心配されていました」
ドライバーの身内も猫たちを引き取ることは難しく、地元の保健所に相談したとのこと。そこで最終的にドライバーの同僚から相談を受けた山下さんのシェルターに猫7匹を一時的に受け入れることとなりました。
「飼い主さんが住んでいた地域は野良猫が多く、おそらくご自身で保護された猫たちだと思います。また完全室内飼育でふっくらとしてて幸せに暮らしていたと想像できます。これだけの猫たちを大切に育てていて、飼い主さんはきっと優しい方だったんだろうなと切なくなりました…無念です」
7匹の猫たちの名前は、とらちゃん、みきちゃん、みーちゃん、ぴーちゃん、しろちゃん、ゆきちゃん、くーちゃん。かかりつけの獣医師によると、猫の名前は分かるものの、どの毛色の猫の名前なのか…把握していなかったとか。とはいえ、行方不明になった飼い主さんはいまだ見つからず。猫たちのそれぞれの名前が判明しなくとも、山下さんは猫たちの里親を募集することに踏み切りました。
「猫たちは状況が変わり過ぎて落ち着かない様子を見せていますが、私たちのシェルターよりも一般家庭でかわいがっていただくことで少しずつ落ち着いてくるかと思っています。飼い主さんの安否が分からないまま複雑な気持ちではありますが、身内の方の引き取りが難しいこともあり、里親さんを募集させていただきます。成猫ですが、みなかわいくて健康な子ばかりです」
里親募集についての問い合わせは、ホームページ「ちびたまのしっぽ愛護会」の「里親応募フォーム」まで。