一世一代の晴れ舞台である結婚式。一番費用をかけている都道府県はどこなのでしょうか。全国の20～39歳の既婚男女1664人に調査をしたところ、1位は「福井県」で402万円でした。一方、費用が少ない都道府県は、159万円の「北海道」がダントツの1位だったそうです。
マッチングアプリ『Omiai』を手掛ける株式会社Omiai（東京都渋谷区）が、「結婚に関する費用についてのアンケート」と題して2023年5月にインターネットで実施した調査です。
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はじめに、「結婚にかかる費用」について調査を実施したところ、全国平均では「結婚式の費用」が247万円、「新婚旅行の費用」が48万円、「結婚指輪の価格」が23万円で、合計「318万円」となりました。
なお、プロポーズで贈られることの多い「婚約指輪」については、必ず贈るものではないことや、贈られた側は金額がわからないことがあるものの、平均「32.0万円」（回答者数：1082 人）となりました。国税庁の統計によると20～30代の男性の年収は420万円ほど。ボーナスを除いた月給は30万円程度と推測されます。かつて、婚約指輪は給料の3カ月分と言われましたが、現代では1カ月分が相場のようです。
さらに、「結婚式の費用」については、理想の費用が「204万円」であるのに対して、現実の費用では「247万円」となり、121％のギャップがみられました。
調査結果から同社は、「披露宴でのオプションや、招待客の追加などで増えたものと思われます。これから結婚を考えているカップルは、理想の2割増しが相場であることを念頭に入れておくのもありかもしれません」とコメントしています。
続いて、「結婚にかかる費用」を都道府県別にみると、費用を多くかける順に、1位「福井県」（402万円）、2位「福島県」（395万円）、3位「三重県」（389万円）がトップ3でした。
一方、費用をかけない順では、1位「北海道」（159万円）、2位「山形県」（251万円）、3位「大阪府」（266万円）という結果になり、会費制の結婚式が主流の北海道は、新郎新婦にも招待客にもお財布に優しいことがうかがえたほか、「岩手県」「秋田県」「宮城県」「青森県」などの東北勢が多くランクインしていたのも特徴的な結果となりました。
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同調査では、全国の20～39歳の社会人の未婚男女2795人を対象とした「恋愛・恋活に関する費用ついてのアンケート」も併せて実施しています。
調査の結果、「恋人の誕生日やクリスマスなど特別な日に支払う費用が多い都道府県」の1位は「大阪府」で「4万2270円」（プレゼント費用：2万4000円・デート費用：1万8274円）でした。次いで、2位は「富山県」で「3万6565円」（プレゼント費用：2万3532円・デート費用：1万3033円）、3位は「香川県」で「3万6315円」（プレゼント費用：1万9129円・デート費用：1万7186円）が続きました。
一方、「特別な日に支払う費用が少ない都道府県」の1位は「佐賀県」で「1万5569円」（プレゼント費用：6114円・デート費用：9455円）、2位は「岩手県」で「1万5713円」（プレゼント費用：9046円・デート費用：6667円）、3位は「奈良県」で「1万7820円」（プレゼント費用：9140円・デート費用：8680円）という結果となり、大阪府と佐賀県では2.7倍の差がみられたそうです。
